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4月26日、27日の二日間でしたが、朝6時半集合、夜20時解散というかなりすごい(鬼)日程でした。全てのセッションが20分ほどでバシバシと切り替わっていき、頭の切り替えも大変でした(汗)
二日間の日程では、今回のワード、パワポといった具体的なツールの変化に加え、これからAIが進化する中で私たちの生活や社会がどう変わるのかというような大きなテーマも扱いました。
そこで伝わってきたのは、とにかくこの新しい技術の進化にマイクロソフトが大興奮しているということ。進化の波に乗り遅れまいとする気迫を感じました。一方で、エラーが出たり、フェイクな情報をどう扱うのかという点に対して記者から質問が飛び、「Responsible AI(責任あるAI)」という単語が何回も出てきました。
さまざまなストッパーを持つことは大切だと言いながらも、もうこの技術を見てしまったら知らなかった時代には絶対に戻れない、そんな時代に生きてるんだなということを体感した二日間でした。
コンサル時代、パフォーマンスをあげるために「思考と作業を切り分ける」ことを徹底して教わってきましたが、「作業」が減り、「思考」に時間を割くことができるようになりますね。
「作業」領域で価値を出していた方は、こういったツールを使いこなして、単位時間あたりの生産量をあげるか、「思考」領域での価値発揮に移る必要がでてきそうです。
そうすると「思考」することによる価値発揮とは?ということを考える必要がありますが、記事内容からずれていくのでまた別の機会で。
その意味で当面のブームによる恩恵を最も被りやすいのがMSであり、次にGoogleも同分野に加えて広告マーケティングテックに生成AIのUI実装はしやすい。その意味ではMetaもしかり。その次が自社製AIアルゴは有しないものの分野親和性で見ればSalesforceとAdobeらという事になるだろう。
毎日終わりなく作っている資料を自動生成できたらどんなにいいか、Officeユーザーなら誰しも思ったことがあるでしょう。利用イメージも想起しやすく、ユーザーの導入ハードルも低い。テキスト、グラフ、イメージ画像など、使い勝手は様々でしょう。
GAFA各社この分野に投資してますが、Microsoftほど思い切った決断をしている会社はないのでしょうか。Officeという巨大プロダクトにすぐGenerativeAIを入れ、OpenAIにも投資した決断力は、モメンタムに乗りきれた経営陣の天才的手腕が発揮されていると感じます。
ユーザー視点では、ChatGPTに全て任せて、エクセルやパワポにコピペしたり、そもそもパワポやエクセルの利用機会が減ると、単独サービスが主流。ChatGPTは利用されず、エクセルやパワポ内の生成AIが利用されると、連携サービスが主流。
ビジネス視点では、生成AIの提供会社(Open AI等)と利用会社(Microsoftやその他プロダクト企業)のユーザー獲得競争でもあります。Open AIとMicrosoftはパートナーかつ競合という構造も面白いです。
ちなみに、検索の世界では、Googleによる単独サービスが主流でした。もちろん、社内検索やファイル内検索などもありますが、便利さだとGoogle。
一昔前のAIアシスタントでは、スマートスピーカーによる単独サービスが主流でした。あらゆるデバイスに組み込まれる世界観はありましたが、連携サービスは増えませんでした。(もちろん、深層学習という技術自体は、あらゆるサービスに埋め込まれましたが)
さて、生成AIでは?
医療分野でも、これまでのカルテ作成プロセスを大幅に削減可能。これが建築設計や交通など色々な分野に拡大していくのでしょうね。
これが全てを語っていますよね。組織内のイノベーションはどう起こるのか。
何を隠そう私も、実は今まで殆ど使ったことが無かったBingを使い始めていますし(SkypeのBingでChatGPT利用)、ここにあるような機能が搭載されたら、今まで避けてきたMicrosoft製品に課金します。
全体的のGoogleの検索やクラウドサービスからシフトですね。頑張れGoogle!
まだ発売時期未定なんですね
コンサルタントの仕事は抽象化して言えば考えて伝える仕事ですが、考える仕事のある程度の部分、伝える仕事の中でも資料にする部分はかなり代替されそう
単なる整理ではなく、その顧客にあわせたことを考えられるか、人間の感情を踏まえて考えられるか、わかっちゃいるが出来ないという実行に伴走できるか、クライアントの考えやwillを引き出せるかなどなど、求められることの重心が変わっていきそうです