ネットフリックス、パスワード共有への対応が下期成長押し上げへ
Bloomberg.com
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ネットフリックスはプラットフォーム事業からスタジオ事業に垂直統合を行って一旦大成功したわけですが、スタジオ事業…つまりコンテンツ事業はそもそもの生業としてヒット作品に恵まれるかどうかが全てであり、端的にいえば予測が非常に難しい…博打のようなビジネスモデルです。
コロナバブルが世界的に終わり、特需が去り、新規参入による競合も増えた中、一人勝ちとはなりませんので普通にコンテンツビジネス業界の波に巻き込まれたと言うことでしょう。
老舗スタジオはコンテンツ頼みのビジネスの不安定さをなんとかしようと常に頑張っています。例えばテントポール作品のシリーズ化、他メディアとのマルチメディア戦略、物販やライセンスの強化、テーマパークの運営、そもそものフランチャイズのブランド力の強化など…がそれでも宿命は付き纏っています。
ネットフリックスも早晩入ってくるはずだったその世界にやってきた。と言うだけのことなわけですが、今までとのギャップがすごいので、こう言った報道で一気に消費者心理が落ち込まないことを祈ります。Netflix用のパスワードを共有するマッチングサービスを、海外の友人から教えてもらったことがあります。
それくらいパスワード共有は一般的になっており、そのブラックマーケット(?)を締め上げたところで、共有を停止させられたアカウントは有料化に走らず、海賊版に流れるのではないでしょうか。
Netflixの知名度は十分にあり、キャズムは超えています。次のステップはLTV(生涯顧客単価)の高い顧客の解像度を上げ、その顧客のユースケースを再現することで、長く課金してくれるユーザーを生産していくことでしょう。