重要鉱物の中国依存リスク　ＩＥＡ事務局長が異例の警鐘

先日札幌市で開催されたＧ７気候・エネルギー・環境相会合で、ＩＥＡのビロル事務局長が再生可能エネルギー関連技術や重要鉱物の中国依存リスクに警鐘を鳴らしていたとの報道。

「電気自動車（ＥＶ）用の電池などに使われる希少金属のコバルトやリチウム、風力発電や太陽光発電の関連装置など１０品目を挙げ、全世界の生産量に占める中国の依存度が約３割～７割に達していると指摘。こうした地球環境問題の解決につながる主要な技術で中国が唯一の生産者になっている現状に懸念を示し、重要物資を特定の国に依存することで供給途絶などのリスクが以前よりも増している」