小さな上場より赤字を掘ってでも大きく成長する--ネット印刷のラクスルが40億円の資金調達
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「印刷所の非稼働時間とのマッチング」というアイディアを初めて聞いたときは「なるほど」と思ったものの、当たり前になれば参入障壁も低いし、叩き合いが進行していきそう。それを見越したうえで「集客支援」への脱皮を目指しているとのことだが、一つ一つは細々しておりどのようなサービスができるのかは外から見ると不透明なんだけど、これだけ資金が集まってるということは、当面はマッチングのアービトラージで伸びられるということなのか(その場合、先行者優位で突っ走るだけなのか、ネットワークの外部性/CM実施などで規模効果が働くのか)、周辺領域で何か勝算があるのか、一つのケーススタディとして注目です。
成長過程で期待値の高い会社が、大型調達を未上場時にするのは、あり得る選択肢。本来増資した資金は、先行投資で使うので、目先の利益は小さくなる。上場したてで、利益が伸びないのはなかなか厳しいので。
それに加えて、上場するとしてもここから一年とか必要な場合に、一年後の証券市場が見えにくく、その際にIPOで調達出来る金額よりも、過熱感もある現在の未上場の方が、資金調達しやすいと考える経営者もいるでしょうね。