テスラ、再び一斉値下げ - 日本経済新聞
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先行するBEVメーカーは値下げで保有を増やしにかかっています。今後さらに各社はBEVの値下げ競争に入っていくのでしょう。
日本メーカーがBEVの普及モデルを出せない間に、BEVユーザーはBEVの代替え時期に差し掛かります。
一般的にユーザーは同じブランドを代替えする確率が高いと言われています。BEVの普及なりに保有を増やせないと、その後の闘いでもハンデを背負うことになりかねません。
トヨタがBEVで勝てるのか、危惧される理由がここにあります。テスラの価格戦略は極めて特徴的です。通常、自動車会社が価格改定を行うのはモデルチェンジや商品改良の時ですが、テスラは商品変更がない場合にも「ユーザーへの告知もなく」価格改定を行う。
モデル3の最廉価モデル(スタンダードプラス)は2021年2月に従来の511万円から429万円に82万円の値下げを行った。製造場所が米国工場から上海工場に変わったタイミングですが、その後は一転して値上げに転じ、2021年は6回、2022年は5回の値上げを行い、2年間で4割近く価格を上げた。値上げの背景には電池部材や半導体の原材料費高騰があったと思われるが、その後2022年の後半から販売の伸びが世界的に鈍化すると一転して約60万円の値下げを実施している。そして、今回はまた値下げである。
コスト変動や販売の状況を見ながら「株価」のように価格が変わるテスラ。何から何まで常識破りです。ロイターなど外電の追いかけ記事ですね。
北米では今年3回目の値下げ。テスラのフレキシブルな価格施策に注目が集まり、消費者も引き寄せられていることがポイントですね。こうした話題づくりこそ他社にないテスラならではの戦術に他なりません。
米国で18日から始まる計7500ドルの減税を前に、絶好の盛り上げ策。既存の自動車メーカーが、こうしたテスラの動きにまったくついていけず対抗策を見出していないことが気がかりです。