アムステルダム「遊びに来ないで」=迷惑行為対策、英国で警告動画
コメント
注目のコメント
問題の警告動画はこちら。
https://vimeo.com/812406264
https://vimeo.com/812406809
この動画キャンペーンと合わせてアムステルダム市では歓楽街の営業時間を制限したりセックス産業の市街外への移転を検討するなど市当局による観光産業のリブランディングの試みの文脈で考える必要がありそうです。
この辺りの確執は次のCNNの記事が参考になります。
‘This is not a zoo’ - Why sex workers are protesting in Amsterdam
https://edition.cnn.com/travel/article/amsterdam-sex-workers-protest/index.html旅行者による迷惑行為は都市部や地方に関係無く観光地が抱える問題の一つであり、決してゼロにすることも出来ません。アムステルダムの場合はリブランディング戦略としてこれまでのイメージを払拭しつつ、観光産業のあり方と方針を変更することで迷惑行為を軽減しようとしています。
国内でもお色気ブランドが定着してしまった温泉地がリブランディングに取り組んでいますが、一度定着してしまったイメージから抜け出すことが出来ず、今も集客に苦しんでいるところがあります。どちらにしても、住民生活と経済のバランスは全ての観光地の永遠の課題として残りそうです。旅の恥は書捨てではないですが、迷惑な行為は受け入れる側の気持ちを萎えさせるもの。日本でも京都などでは普通に泊まれる宿がないと聞きます。オーバーツーリズムの問題も、真剣に考えないといけないですね。