[ワシントン 31日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)は31日、ウクライナに対する4年間で総額156億ドルの金融支援プログラムを理事会が承認したと発表した。これによりウクライナへの約27億ドルの即時支払いへの道が開かれた。

IMFのゴピナート筆頭副専務理事は声明で「ロシアのウクライナ侵攻は経済・社会に壊滅的な影響を与え続けている」と指摘。それにもかかわらず、ウクライナ当局は「巧みな政策決定と外部からの相当な支援により、全体的なマクロ経済と金融の安定を維持することができた」とした。

今回の支援を巡っては21日に事務レベルで合意されていた。

ウクライナのゼレンスキー大統領は新たな支援プログラムを歓迎。ツイッターで「ロシアの侵略との戦いにおいて重要な助けだ」とし、「われわれはともにウクライナ経済を支援する。そして勝利に向けて前進する」と述べた。