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JDドットコムのADR急伸、子会社2社が香港IPO申請

Bloomberg.com
中国の電子商取引会社、JDドットコム(京東)の子会社2社が香港証券取引所に新規株式公開(IPO)を申請した。これを受け、30日の米株式市場でJDドットコムの米国預託証券(ADR)が急伸した。中国テクノロジー企業による今年最大級のIPOにつながり得る動きだ。
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直近で話題のアリババに先駆け、3年以上前から分社化・
スピンオフ上場を加速中の京東(JD)に新たな動き

既に上場済の①EC/②物流/③ヘルスケア、Pending中の
④金融に加え、⑤インフラ設備/⑥工業品もIPOを表明
・①JD.com(本体/EC) HK/Nasdaq上場 8.4兆円
・②JD物流(物流) HK上場 1.5兆円
・③JD健康(ヘルスケア) HK上場 3.2兆円
・④JD数科時代(元金融) 戦略投資 評価額 4兆円
 -'22/6 京東とのスキーム整理で評価額2,000億元
 -科創板にIPO申請 → Ant Financialの件で中断?
・⑤JD産発(インフラ設備) Bラウンド評価額 1兆円
 -'22/3、80億USD評価、Hillhouse / Warburg
  Pincus等
・⑥JD工業品(購買PF) Bラウンド評価額 4,000億円
 -'23/3、32億USD評価、Sequoia/ムバダラ等

これでもかというくらいConglomerate Discount解消
と組織の意思決定迅速化・若返りを意識した思い切りは
(良くも悪くも)注目せざるを得ません

また「EC → 物流/金融/ヘルスケア → インフラ/工業」
という流れはまさに
 「表側 / toC / ネットサービスによる革新」から
 「裏側 / toB・toG / 伝統産業upgrade化・DX化」へ
という中国全体のイノベーション・ベンチャー投資の
流れを体現しており興味深いところ

なお、どの子会社案件にも、Sequoia、Hillhouse等、
JD本体を苦しい時代から支えてきたTop Tier VCが顔を
出していることも付言しておきます