「未利用魚」活用し新メニュー ピエトロとベンチャーが連携
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こう見えて実は元漁業関係者ですが、一般的に言われる未利用魚と、実態しての未利用魚は少しイメージが異なります。
恐らく一般的には「捨てるのはもったいない!食べよう!」なイメージかと思いますし、そうした魚(正確には低利用魚と言う)も確かにあるのですが、それ以上に問題になっているのは、身の一部に毒がある・骨が多い=調理コストがかかる、極端に数が少ない=流通コストがかかる、身が硬い・臭いで食べられない=R&Dコストがかかる、などの魚、本当の今で未利用にならざるを得ない魚が、どうしても網にかかってしまうということです。
これらの魚を売ろうとすればするほどコストが掛かってしまい、実入りの少ない漁業者者の収益をさらに圧迫してしまうため、捨てざるを得ないという状況にあります。
低利用魚の活用は、もちろん大事なスタートです。ですが、ここで終わってしまってはダメで、真の未利用魚をいかに利用魚に変え活用していくかを、一次産業を支えるために考えていかなければなりません。ベンナーズは廃棄寸前の未利用魚を西京漬け・カルパッチョなどのミールキットなどに加工して、より多くの人に魚の個性を受け入れてもらいたいという考えのもと、事業展開しています。サービス:https://fishlle.com/
今回、知名度があり、同じ福岡のピエトロと組んだことで、より多くの人に「未利用魚でも美味しいのに、捨てられている」ということを知っていただけそうですね。こういうのを見るとベンチャー企業の存在ってやっぱり大事ですね!!
大企業と提携しなくても事業化できるように、VC(ベンチャーキャピタル)が拡大すると、日本の産業も活性化しそう。