[ワシントン 28日 ロイター] - 米国はロシアのウクライナ侵攻に関する罪を問う特別法廷の設置を支持すると、米国務省のベス・バンシャーク国際刑事司法担当特使および報道官が述べた。ウクライナ侵攻を巡る特別法廷設置について米国が支持を表明するのは初めて。

国務省報道官は「この特別法廷は、ウクライナの国内司法制度に根ざしたものであるべきだ。なぜなら新たな法廷設置に向けて最も明確な道を提供し、有意な説明責任を達成するチャンスを最大化するためだ」と述べた。

ベス・バンシャーク国際刑事司法担当特使は27日遅く、ウクライナ侵攻を巡る特別法廷設置を米国が支持すると表明。特別法廷の設置により「地域を超えた幅広い国際的支援を促進し、侵攻の罪に対する説明責任を確保する上でウクライナのリーダーシップを示すことになる」と述べた。

また、少なくとも当初は「ウクライナが望む欧州志向を強化するため」特別法廷が欧州域内に設置される可能性もあるとした。