[東京 28日 ロイター] - フジテックの内山高一会長は28日、投資ファンドのオアシス・マネジメントと同ファンドの最高投資責任者、セス・フィッシャー氏に対して、自身と家族の名誉を棄損したとして法的措置を取る意向を示した。

内山氏の弁護士によると、名誉棄損による損害賠償請求訴訟を提起する。同時に、今回の取締役会決議について無効確認訴訟を提起、さらにセス・フィッシャー氏とオアシス派の取締役の違法行為について株主代表訴訟を提起するとしている。

これに対しフジテックはこの日の取締役会で内山会長の解職を決議、一切の契約を解除すると発表した。また、2月の臨時株主総会に際し、株主提案の取締役候補らの適格性や社会的信用を毀損または低下させるような行為があったとして、第三者委員会を設置し、妨害行為に関する調査・検証を実施するとしている。

フジテックは27日、2月にオアシス・マネジメントが社外取締役として提案して選任された海野薫氏を取締役会議長に選任したと発表した。

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