米ディズニーがメタバース部門廃止、人員削減計画の一環－報道
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メタバーズのエンタメ利用に旨味を感じなくなったのでしょうか？
メタバーズの真骨頂はエンタメではなくビジネスだと言われています。
雨後の竹の子のように登場するエンタメ関連のレッドオーシャンで争っても益がないかもしれませんね。
注目のコメント
いわゆるメタバースの市場価値がないということではなくて、現状のボリュームゾーンである市場からある程度連続的に移行できる技術的な仕組み、モダリティのチャンネル数、それらとの相乗効果があるマーケットがまだ現時点では繋がらないんですよね。少なくとも、今のウェアラブル単体ベースでの開発では。
現状のメタバースは携帯電話の普及最初期の、いわばポケベル期や基地局カバー率が全く足りない状態での弁当箱携帯の状態。提供できるモダリティの複合度がもっと上がる必要があるし、その価値を社会実装するために必要なのは、ハードではなくてむしろ環境側のインフラとその仕様の整備です。通信事業者が頑張れば普及できた(それが計算できた)携帯と違って、より高次元で複合的なメタバースのインフラは、どの単独の事業領域でも開発も実装も難しく、その普及ネットワークの形が見えない現状ではハードすら作らない、体験のソフトとそのネットワーク側を作りたいディズニーのような企業には、土台がどうなるかわからないのに開発続けても、いつ何がモノになるのか計算できない状況が続いてしまいます。
短期の利益を求める上では、土台が見えないのにその上に建てる建物の形やサービスを議論してもしょうがないというのは尤もで、それは同時にその新しいマーケットの大きさも示唆するものでもあります。高次元の没入型通信環境がメタバースだとすると、それはどう考えても次世代の基礎インフラになることは疑いようがなく、その環境整備にはまだまだ足りないピースが多くあります。「メタバース界のディズニー」を名乗りたい事業者にとってはチャンスなニュースですが、業界全体にとっては向かい風が吹きそうな予感。規模は違えど、様々な分野の企業がメタバースに挑戦し、挫折し、撤退もしくは改善を進めていっています。ChatGPTが急拡大したことに比べると、非常に日進月歩なテクノロジーだなと改めて感じます。そのなかでも、今ここにある地続きのメタバース（ゲーム、教育、フィットネスなど）と、一番奥側にある夢のようなメタバース（制約の撤廃と人間社会の様式変化）、ディズニーが取り組むのは後者なのかもしれません。戻ってきたときはぜひまた一緒にお仕事したいですね！
---NewsPicksトピックスにて、メタバースの記事を書いています---
メタバースとは何か？の"次"の話をする会（https://newspicks.com/topics/metanext）「メタバースとは何の略か」という話はお腹一杯。議論を”次”に進められるよう、発信しています。ぜひフォローしてご覧ください。コメントや質問もお待ちしています。メタバース幻滅期が始まる、、、
とはいえgaming touches all corners of life
ゲームの重要さがメタバースに転化するだろう未来は容易に予測できます
The Economist | It’s only a game https://www.economist.com/special-report/2023/03/20/how-digital-gaming-spreads-far-and-wide?frsc=dg%7Ce
