中国「一帯一路」、22カ国に2400億ドル救済支援 世銀などが調査
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つまり、中国は30兆円以上の回収困難な対外不良債権を抱えている、ということです。
22か国2400億ドル、という数字が正確かどうかはともかく。もっと多いのでしょうが。
こうなったのは、プロジェクトの実現可能性や採算性、回収見込みをろくに査定しないまま対外国投資を続けたからです。
途上国への投資など、査定がむずかしいに決まっているのですが、中国は外貨準備が3兆ドルを超えて世界最大となっており、貯め込んだ米国債を有効活用して野放図な投資を続けてきました。欧米や日本が手を出してこなかったようなむずかしい国ばかりに、です。
これが途上国の発展に資するところはあったでしょうが、中国が損切のために債権を回収しようとすれば、これらの途上国の経済は壊滅的なショックを受けます。
中国自体への影響は、本当に対外不良債権が30兆円くらいで済むのであれば、中国国内の不動産などにかかわる不良債権の方がはるかに大きな問題です。一種の高利貸し、返済できなければインフラを取り上げ事実上の経済植民地化。人民元圏の拡大や軍事拠点の拡大も中国の意図でしょうね。そもそも「一帯一路」の意図はかつて明の鄭和がアフリカまで「朝貢」させた華夷秩序の再現、世界が中華皇帝(習近平)に跪く中華思想の実現そのものであり、それが「中華民族の偉大なる復興」「中国の夢」です。
「長期的なパートナー」として、一帯一路に参加した国々と中国が、どこまで信頼を育めたのか…は未来を占うのに重要なポイントですよね。
順調な時に助けるのは誰でも出来る。
自分が苦境にある時でも、どれだけ相手を助けれるのか…で、一帯一路の結果も解るんじゃないですかね。