「誰も信用しちゃいかん」ソニー盛田はマイナス思考で成功した
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信頼はするけど信用はしない、みたいな感じなのかなと思います。
全然それでいいですよね、誰かに忠誠を誓ってもそのひとの人生の一部になって幸せになれるものでもないので
注目のコメント
あのソニー盛田氏の武器が、実はマイナス思考だったというのは、個人的にかなり自信になります。(かくいう私はかなりマイナス&ネガティブ思考な人間)
ビジネスはもちろん一般的に良しとされるのは、ポジティブ思考であることで、前向きに色々な物事にチャレンジする精神が奨励されます。もちろん、これはこれで大切なことではありつつも、ポジティブ思考は時に楽観すぎる部分を発揮することもあり、良いところばかりに目が向き、細かい問題点やリスクが見落とされがちになるという欠点を持っているように思います。
一方、マイナス思考・ネガティブ思考は、極端なネガティブさは別として、それが良い方向に発揮されると、慎重さが生まれ、結果としてリスク回避につながる側面があるように思います。
どちらが良いというわけではなく、ポジティブ思考を武器に前に突き進む推進力を持つ人、その側でネガティブ思考を武器にリスクを潰していく人が共同することで、急進的かつ安全性のあるビジネス運営につながるように感じます。
ソニーを世界的にブランドに育て上げた盛田氏、井深氏は、実はそんな二人三脚の関係にあったのではないかと想像しています。マネしたでんき vs. モルモット
ソニーが市場創造して松下電器が市場を席巻していく。新しく生み出したものが市場に受け入れられると後から絶大な販売力で攻める。
そんな構図でしたね。だからソニーはモルモットで、松下電器はマネしたでんき。当時よく言われていました。
最もひどくだまされた相手が松下幸之助さんだという発言はライバルに対するリスペクトですね。
クロスライセンス契約を結んでいても、油断して相手に依存しないという独立自尊の姿勢は素晴らしいです。研究と同じで、
「たまにうまくいく、少しうまくいくのがビジネスだよ」
ということが印象に残りました。
少しのミス、失敗は大きな前進。
ポジティブとネガティブの領域の行き来が長期的に成功するコツかなと思えました。