統一地方選を「国政の論理」に埋もれさせるな - 田中駿介
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【政治】「道政への政策面での具体的対立は曖昧であるように筆者には感じられる」とあるけど、これは他の都府県も同じで、だからこそ与野党相乗りという構図が多かったり、「保守王国」と言われるところ(今回の場合は徳島と奈良)では、「保守分裂」が起こりやすい。
都道府県知事選の保守系候補の場合、霞ヶ関OB、とりわけ旧自治省から都道府県に出向して、副知事や総務部長を経験したことのある人物が出馬して当選するという事例が多かった。都道府県知事が民選となったのは戦後になってからであるが、民選でありつつも就任する人物は霞ヶ関OBということで、実質的には戦前の官選知事と変わらなかった。
こういう現実を考えると中央集権体制というのはまだまだ続いていると認識した方がしっくりくる。