中国ビジネスに冷水「アステラス社員拘束」の恐怖
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そもそも反スパイ法とは…(古い情報かもしれませんが)
https://dl.ndl.go.jp/view/download/digidepo_8896333_po_02620109.pdf?contentNo=1
一般企業の駐在員を普通にしている限り、「(3)スパイ行為の定義」に抵触するような行動・活動をすることは考えにくいと感じますが、強いて言うならば「又は公務従事者に国家を裏切るよう扇動、誘惑、買収する活動」があったのかもしれない、ということ。
以下、憶測にすぎませんが、帰任・退職を控えていたこと、商工会幹部を務めていたという立場的なところなどから、やっぱり(送別会等で)少し気が大きくなって、共産党員の前で不要な発言をしてしまったのでは?(で通報されたのでは)と感じます。どこに共産党員がいるか、どこに日本語ができる中国人がいるか、分かりませんからね。
尚、ここでいう不要な発言とは、例えば「いずれ中国は~になるだろう」とか「中国の~といったスタンスは国際世論が認めないだろう」とか、それっぽく現体制を反する「在り方」や「未来」を公言してしまうもの。これを扇動と捉えるかどうかって相手次第です。
(日本の感覚では測れないです。直接的に●産党批判してたなら単なるアホです。)
そもそも映画のようなスパイ行為を本当にしていたのであれば、中国に限らずどこの国でも拘束されると思います。ですから、中国駐在であろうとも普通に仕事していれば発生しにくい事案ではないでしょうか。(しかも、たかが4年程度の駐在が2回だろうと。)
繰り返しになりますが、上記は憶測にすぎません。ご注意ください(真に受けないように)。中国は本当に怖いです。近年は自由な空気が出てきたように感じますが、まだまだプチ北朝鮮のような所があります。
中国出張時にホテルのパソコンで「天安門事件」と検索したら、それだけでもマークされかねないと言われました。
また、アテンドしてくれた現地企業の方にどこか行きたいとこあるか?と聞かれたので北京の抗日戦争紀念館をリクエストしてみたら「日本人が下手に行くとマークされかねないからやめておいた方がいい」と言われ断念しました。
結局、何がアウトで何がセーフか分からないブラックボックスが中国。道理がわからないままに拘束されてしまう恐怖は民主国家では通常は無い恐ろしい環境。
チャイナリスクはいろんなカタチで存在するなとつくづく思います。