• 特集
  • 番組
  • トピックス
  • 学び
プレミアムを無料で体験

心停止の患者に水素加えた酸素投与で救命率向上 慶大など発表

NHKニュース
16
Picks
このまま本文を読む
本文を読む

コメント


のアイコン

注目のコメント

  • badge
    マウントサイナイ大学 アシスタントプロフェッサー

    試験の前提として、水素に、体にとって害となる酸化ストレスから身を守る効果がありそうだということが、理論上またはラットモデルで示されていました。こうした背景から、今回の人での臨床試験に至っています。

    この試験は当初300名強の参加者が見込まれていましたが、COVIDのパンデミックの影響を受け、約70名が参加したところで残念ながら打ち切りとなっています。このため、結果を見る上で、当初の計画で試験を完遂できなかったという大きな限界があることを理解しておく必要があります。

    また、主要なアウトカムとして設定していた、神経の機能が十分維持された患者さんの割合では、(登録者数が少なかったこともあり)統計学的な有意差を示すことができていません。すなわち、「主要なアウトカムにおいて十分な効果はこの試験では確認できなかった」というのが結論になります。こうした背景もあり、差の見られた(二次的なアウトカムである)救命率を報道で取り上げられています。

    結論として、参加者数が限られ、二次的なアウトカムでの差のみが見られた状況であるため、この数字から断定的なことを言うことは難しく、残念ながら偶然性などが残された結果(ここで示された結果が偶然であり、実際には効果がない可能性がある)と言わざるを得ません。ゆえに、ここで示された数字を一般化することはできません。

    水素吸入に期待を持たせてくれる結果とは言えますが、水素が有効であるとするには、追試が必要だと思います。また、十分な根拠を伴わず自由診療で行われてしまっている水素吸入療法を行うクリニックなどにより「科学的根拠が示された」として宣伝に使用されないかが懸念されます。

    参考文献
    https://www.thelancet.com/journals/eclinm/article/PIIS2589-5370(23)00084-6/fulltext


  • badge
    春日野会病院 医師、副院長

    通常診療で遭遇する院外心肺停止の救命率は10%前後ですので、かなり成績が良いですね。4年半で73名が登録されているので、水素治療を受ける条件が厳しかった可能性があります。研究デザインなど詳細が気になります。

    大掛かりな装置を必要としないとのことですので、救急車に水素を搭載できれば、更なる救命率や社会復帰率の向上が期待できるかもしれませんね。


  • 第3期 Student Picker/ 都内初期研修医1年生 初期研修医

    現時点ではあくまで73人を対象とした臨床試験とはいえ、
    2%の水素を加えた酸素を投与して救命措置を行った結果に相当驚きました!

    90日後生存率は対照群61%に対し、介入群は85%。後遺症なく回復した人の割合に関しても、介入群で46%と対照群より21%高かった。


アプリをダウンロード

NewsPicks について

SNSアカウント


関連サービス


法人・団体向けサービス


その他


© Uzabase, Inc

マイニュースに代わり
フォローを今後利用しますか