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反面、Googleが検索窓付近に候補として出す場合は、一般消費者の利用もスムーズで、何よりモバイルで使えそうなのが利点。
イノベーター層と早めのアーリーアダプター層にはChatGPTが刺さっていますが、一般化のきっかけにするにはまだまだGoogleにチャンスがあると感じています。
最近友人の悩みについて、BardとChatGPTで聞いてみました。どちらとも基本的に同じ答えが返ってくるんですね。「メリットとデメリットを書き出してみよう」とか「これは完全にあなたの選択だ」とか。コントロバーシャルな問題であるほど、「模範解答」が用意されているようです。
Bardは最後だけ少し違っていました。最後両方ともわからないほどの選択だったらコイントスで決める方法もあると。
いかにコントロバーシャルな問題について、「間違いを出さないか」こここが本当に難しいく、グーグルは全力で行きたくてもそこをかなり慎重に捉えています。全世界で盛り上がるAIチャットボット競争に乗り遅れたくはないが、全力で突っ走れない、痛し痒しの問題を抱えています。
良くも悪くも、こうしたチャットツールに広告の要素が入り込むと、出稿主となる企業は、よりチャットを加速させるような何かしらのインセンティブデータを提供し、集客に寄与することになると考えるのが自然です。
例えば、(どう学習データ化するかの技術的なできる・できないは一旦置いておいて)Bardのみで特定の商品・サービスの最新情報が手に入れられる仕組み、先行予約をBardのチャットのみで行う仕組み、過去のチャット履歴から広告主に有利な返答を返す仕組みなどは、わりと容易に想像できます(もっと精緻化は必要ですが、、)。
このようなチャットツールの広告化は、情報をねじ曲げる恐れもある反面、それらのインセンティブによってユーザーを大きく集客できる可能性を大いに持っています。Googleにとっては、これまでの検索エンジン上のリスティング広告などとは全く異なるビジネスモデルになることから、単にBardの技術開発というだけでなく、その展開の検討も行われている故の遅れなのだろうと想像しています。
私たちスタートアップ経営者としては、この技術を活用し、ビジネスプロセスの効率化や顧客とのコミュニケーションを強化する方法を模索すべきです。バードが提供する独自のAIチャットボットや基盤技術を使って、革新的なソリューションを開発しましょう!
また、バードがどのように進化していくか、市場動向に目を光らせておくことが重要です。グーグルの責任ある技術革新を応援しながら、我々もこの波に乗って新たな可能性を追求し、スタートアップの成功を目指しましょう!
チャットGTPの登場を受けて「コードレッド(緊急事態)」を宣言し、AIを最優先課題に位置づけた。』
→こういう世の中の変化や脅威に対して緊急事態と位置付けて優先度を決めて進められること。ここに企業としての凄さがあるのだと思う。
通常企業だと、世の中の変化に対しても"自分たちの地位は脅かされるわけない"とタカをくくってしまう。しかし指数関数的に成長する新技術を宿したプロダクトに、あっという間に抜かれてしまい、市場のディスラプトが起きる。
Google然り、グレートカンパニーは、どこよりも早く市場の流れを読み、何を優先すべきか企業としての判断と決断が出来ることにその強さがあるのだと思える。