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ロシアがベラルーシに核兵器を配備したからといって、ロシア軍が核兵器を使用する可能性が高まるとか、ロシア軍が優勢になるということはありません。
 今でも、ロシア軍は、ウクライナ全土に何発でも核兵器を撃ちこむことができます。
 ただ、核兵器を何発か撃ったところで、一般市民を数千人殺害することはできるでしょうが、ウクライナ軍を壊滅できるわけではありません。兵士を数千人殺害することすら難しいでしょう。

核兵器を使ってもロシアは戦争に勝てませんが、米国が直接介入する名目となって、その時点でロシアの負けが確定する可能性が高いです。
 核兵器は、持っていれば米国の直接介入を防げますが、使ってしまえば戦争に負けるので、抜いたら負けてしまう刀のようなものです。
 ロシアがベラルーシに核兵器を配備するとしたら、それは米国に対抗して、米国だけが核拡散防止条約に違反するのはずるい、と唱えるためです。

世界のほとんどの国は、核拡散防止条約(NPT)に加盟しています。北朝鮮は脱退しましたが。
 NPTでは、本来、常任理事国のみが核兵器を保有し、
・核兵器の他国への譲渡
・常任理事国以外の核兵器保有
が禁止されています(イスラエル、インド、パキスタンはNPTに未加盟)。
 核兵器を持つ国が増えないようにするための条約です。

しかし、米国はドイツ、イタリア、トルコなどの諸外国に自国の核兵器を配備しています。
 米国政府は、これは、各国の米軍基地内で核兵器を管理しているのであり、他国に譲渡したわけではないので、NPT違反ではない、と主張しています。
 このような他国への核兵器配備をしているのは米国だけです。

ロシアは、米国が、ロシアに隣接するヨーロッパ諸国の米軍基地に核兵器を配備していることは、自国への脅威であると主張してきました。
 ロシアもまた外国に核兵器を配備して見せて、米国もやっているのだからロシアもやって何が悪い、と言い張りたいのでしょう。
 ロシアが、現時点でもウクライナのどこにでも核兵器を撃ちこめる、ただし刀を抜くことはできない、ということは何ら変わりません。
かつて、首都ワシントンの喉元に位置するキューバにロシアが核ミサイル基地を作ろうとした折、その阻止を図る米国がキューバを海上封鎖し、戦闘機が出撃体制を整え、核戦争に至る可能性が70%あったと後に評価される状況が生まれたことがありました。いわゆるキューバ危機で、核を積んだロシアの船団が刻一刻と海上を封鎖網する米国艦隊に接近し続ける「人類危機の13日間」を、中学生だった私を含む世界中の人々が固唾を呑んで見守ったことを今も鮮明に覚えています。毎朝、真っ先に目にする新聞記事はこれでした。
危機の最中、ソ連のフルシチョフ首相が最終的に持ち出した撤回条件は、首都モスクワの喉元を狙うトルコの米軍基地のミサイルの撤回でした。このミサイル基地は既に古く実質的な役割を終えていて、米軍はもともと撤去を考えておりソ連もそれを知っていたようですが、こうした事態になると米国のケネディー大統領は脅しに屈して引いた形はとれず、フルシチョフも同様です。痛み分けの形を取るためフルシチョフとケネディーの間で熾烈な駆け引きと腹の探り合いが行われたと聞き及びます。
たとえトップが危険を感じて降りる意思を持ったとしても、軍事力を重視する軍部をはじめ様々な見解を持つ構成員がいる組織の中で、最終的に出て来る意思決定は過激なものなる可能性があるとされる事例の一つです。今回の問題は米国の喉元で起きた事態でないので米国がそれほど強硬な姿勢を取ることはないでしょうが、米国が欧州に核を配備している状況下、言い出したプーチン大統領は仮令米国とNATOが拒否の姿勢を示しても、見返りなしに降りることは自らの権力基盤を守るためにも出来ぬはず。「ベラルーシへの戦術核兵器の配備も明らかにすることで、ウクライナや欧米諸国へのけん制を強めるねらい」とありますが、事態が危険の度合いを一段高めた感じは否めません (/_;)
ベラルーシとの「核共有」ですらなく、物理的に配備するということだが、これはロシアの判断で核を使った際の報復の対象をベラルーシに向けさせるという戦術のようにも見える。そうなると核使用のハードルは下がるという危険な賭け。
誰かプーチン大統領の核兵器遊びをストップさせる人はいないのか?ロシアの勝利というシナリオは見えないまま、消耗戦が続く。停戦の機会がきている。
ここからのテイクアウェイは以下の3つ。

①ロシア軍は、通常兵器を用いた戦闘で「ウクライナ+西側諸国」との戦争に勝てそうもない、と思い始めていること。
②ベラルーシは、もうこれで日和見の姿勢をとるという選択肢を失って、自らを絶望的な立場に追い込んでしまったということ。
③プーチンは苛立ち、じれている、ということ。先週の習近平との会談で、彼は期待を裏切られた可能性が高い。

恐怖を煽るような記事のトーンは、ひょっとするとジャーナリストに対するロシアの工作の成果かも知れない、と思ってしまう。ロシアの孤立化はいよいよ極まり、この戦争の終わり(とその断末魔での暴発による多数の犠牲)が近づいている、と私は感じています。
まったく、独ソ戦の最後と同じやり方です。しかし、今回ロシアがその同じ戦術で勝つ確率はほぼ無いでしょう。
プーチンは相当追い込まれているのでしょう。発表する内容がエスカレートしています。あがけば、あがくほど、戦況は悪くなるばかり。思い通りにいかないことに腹を立て、もはや狂気の沙汰を超えつつあります。
これほど世界情勢の安全保障があれているのに、「安全保障維持国」が機能しないのはなぜなのでしょうか、。
「 中国、 フランス 、ロシア、英国、米国」
今こそ常任理事国が中心となり、世界の平和を進めるべき。
武力で戦争を終わらせるなんてありえないです。

https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/un_anpori/torikumi/anpori.html
ベラルーシに配備したところで、核兵器を使用したら世界は一変してしまいます。

さすがにそこまではやらないと信じていますが…。
NATO諸国とアメリカの核共有の場合は、最終的な核兵器の使用は最高指揮官である大統領が判断・決定しますが、当事国もその意思決定のサークルの中にはいます。ベラルーシとロシアの関係を見ると、それとも性質が違うのかなとも思います。万が一・億が一ベラルーシに配備した核兵器を実戦使用するとなってもロシアはベラルーシに通知すらするのか、個人的には怪しい気もします。

しかしベラルーシのルカシェンコは、いくらでもプーチンに譲歩するし、好きに国土は使わせてあげていますね。(参戦だけは頑なに拒んでいますが)この戦争の本質は、結局ロシアがウクライナを第2のベラルーシにしたいということなんでしょうね。
悪の枢軸国

・ロシア
・ベラルーシ
・チャイナ
・北コリア

という構図