[ソウル 24日 ロイター] - 韓国の車載電池大手LGエナジー・ソリューション(LGES)の権暎寿(クォン・ヨンス)最高経営責任者(CEO)は24日、電気自動車(EV)向けバッテリーの供給を巡りトヨタ自動車と交渉中と明らかにした。
同CEOは年次株主総会後、トヨタとの交渉の進捗状況に関する記者団からの質問に対し、「順調に進んでいる」とし、「どのような形で協力していくか議論している」と語った。
[ソウル 24日 ロイター] - 韓国の車載電池大手LGエナジー・ソリューション(LGES)の権暎寿(クォン・ヨンス)最高経営責任者(CEO)は24日、電気自動車(EV)向けバッテリーの供給を巡りトヨタ自動車と交渉中と明らかにした。
同CEOは年次株主総会後、トヨタとの交渉の進捗状況に関する記者団からの質問に対し、「順調に進んでいる」とし、「どのような形で協力していくか議論している」と語った。
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既に何度か報道され、かつトヨタもこれまで交渉を進めていることをオープンに認めてきた経緯からもサプライズはない。トヨタの電池調達はインハウスのPPES(角形リチウム)と外部パートナー2社(CATLとBYD、基本中国向け)の2本。北米向けと欧州向けは外部パートナーの拡大が予想され、特に米国IRA法案成立後は北米向けに第三のパートナー発掘が不可避と見られていた。従って、発表済みのTMBMNC(豊田通商とのノースカロライナ合弁)に加えてIRAをクリアできるこのLGESが第2の北米パートナーとなると考えるのは正しい読み筋。4月初めにも公表される佐藤次期社長のBEV方針説明会の目玉の一つとなる公算が高い。
LG Energy Solutionは、元々GMと近しく、Ultiumという電池JVを作り、GMと提携しているホンダともJVを昨年設立した(①)。
本記事のトヨタだったり、あとはFordがJVを設立したSKから、トルコ(欧州向け)では電池供給パートナーのポジションをLGが奪う(②)など、GM外への顧客拡大で攻勢をかけている印象。
一方で、逆にGMの警戒は強まっているかもしれず、米国での第4工場の建設を撤回が報道されている(③)。
①https://newspicks.com/news/8019674
②https://newspicks.com/news/8143867
③https://newspicks.com/news/8023959
特に北米市場では域内生産バッテリーの必要性もあり、こうした契約になるのは見えていたので驚きはないが、トヨタ車への採用となれば、信頼性耐久性という面での懸念払拭が求められるはず。
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