[23日 ロイター] - 米バイオ医薬品会社モデルナは、免疫系および肝疾患向け医薬品の開発などで米同業ジェネレーション・バイオ(GB)とライセンス契約を締結した。

モデルナはGBに4000万ドルを前払いし、3600万ドル出資する。GBは治療薬の開発、規制、販売に関するマイルストーンの達成に応じて18億ドルを受け取る。

モデルナはGB独自の薬物送達システムとDNAテクノロジーを利用できるほか、 肝疾患と免疫細胞のそれぞれを目標にする医薬品2種を開発する選択肢を入手する。

モデルナはさまざまな疾病を対象とするメッセンジャーRNA技術に基づく療法とワクチン事業の拡大に向けて最近、相次いで研究やライセンスに関する契約を結んでいる。1月には米がん治療薬開発のシートムエックス・セラピューティクスと、2月には遺伝子編集技術を手掛ける米ライフ・エディット・セラピューティクスと提携した。

モデルナの新型コロナワクチンは需要の減退や政府系機関による調達の減少に伴って、今年の売上高が2022年の184億ドルから70億ドルに落ち込む見通し。