ベートーベン、飲酒が命取りに? 肝臓弱く、髪の毛をゲノム解読
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ベートーベンの遺髪からゲノム解析が完了し、B型肝炎に感染していた可能性(B型肝炎ウイルスの形跡)と、肝臓病のリスク遺伝子があることを今回発見したとのこと。ベートーベンは飲酒癖が知られていましたが、彼の肝臓病の要因として、飲酒だけでなくウイルス感染や遺伝要因など複数の要因があった可能性が今回わかりました。自身の病状記録を作ってほしいという遺書が見つかったこともあり、時を経て発展した科学技術によって解明されていくのは興味深いですね。
注目のコメント
ベートーヴェンの遺伝子解析をしたということに価値があるのだとは思いますが、医学的には肝硬変自体は飲酒で説明される部分も大きく、あまり驚きのある結果にはなっていないようにも感じます。
むしろ、20代からの難聴や下痢などの症状こそ、より若い時点での発症という点で遺伝的な背景で説明されそうなものですが、それらが説明できなかったという点で腹落ちしない部分も大きく残ります。
また、論文で紹介されたハイライトはむしろ、Y染色体の解析でベートーヴェンの父方の家系での浮気(とまでは言及できませんが)が示唆されたという点かもしれません。毛髪で遺伝による病気のリスクがわかるなんて本当にすごいですね!しかしベートーヴェンには変人の逸話がものすごくたくさんありますものね…
授業のいいネタをいただきました〜