トヨタ・カムリ国内販売を終了…発売から43年、セダン低迷で小型車ヤリスの1割以下
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時代の変化に合わせて変化することに不思議はありません。
全方位的に車種を揃えているからできる判断なのかもしれませんが。
カムリで印象に残っているのは、十数年前に旅行したカンボジアで目にした日本車で一番多かったのがカムリでした。
当時は日本国内ではそれほど見かける機会も少なかった印象でしたので、プノンペンを行き交うカムリの多さに驚きました。
注目のコメント
国とトレンドにより車の趣味嗜好が変わる
いつかはクラウンと言い、日本も以前はセダンが主流でしたが、アルファード・ノアなどのワンボックス、世界的なSUVへのシフト, シエンタなどのスペース系の小型車、軽自動車へシフト。
特に98年の軽枠拡大で昔は我慢の車だったものが、安全性や静粛性・操安乗心地といった基本性能も格段に上がり、今はこれぐらいでちょうど良いと受け入れられている感がある。
納税・車検などでわかる保有台数ベースで、
軽枠拡大前の97年4月、全自動車6883万台のうち軽乗用は680万台と10%。
それがいま22年12月では全自動車7874万台のうち軽乗用は2317万台と29‰
→ 25年で軽自動車の保有率シェアがほぼ3倍
現状、新型車販売のトップ10の半数は軽自動車で、ホンダのNボックスが首位をキープしている
https://www.zenkeijikyo.or.jp/statistics/4own評論家や自称車好きの方々はセダン好きが多いですが、すでに日本社会が車に求めているのは「憧れ」ではなく「実用性」。
自動車は足であることが前提のため、利便性がメイン。その自分の満たしたい利便性を満たした上で、好みのデザイン・スペックという有権順になる。
バブル期世代が労働層から完全にいなくなるであろう10年後には、セダンはセダン憧れ持ちの高齢者か物好きな人の車としてレアなモノになっている気がします。近所では結構見かけるのでちょっと意外です。
マークXの終了後はカムリが一手に引き受けている感がありましたから。ただカムリの売れ筋はHVでトランクが狭く、ゴルフ愛好家には不満があったかもしれません。
こうなるとクラウン4ドアの価格帯が気になってきます。廉価グレードが用意されるかもしれませんね。