自動運転車10台を1人で監視=ソフトバンクが実験公開
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リー・カイフー、陳楸帆『AI 2041 人工知能が変える20年後の未来』にも自動運転時代のサポートドライバーを主役にしたエピソードがありましたね。この技術が早く普及して、「山の細道でのすれ違い」「きつきつの縦列駐車」とか下手なドライバーができないところを遠隔操作してもらえるようになったら……。まあ、どこまでいっても事故った時の責任は誰持ちですかというのがついてまわりますが。
これちょうど今やってるソフトバンクの技術展からの記事ですかね。
昨日のセッションで、いまは1人で10台を監視する仕組みなんだけど、ここにAIを導入して、チェックすべき動きにアラートが出たり、何をすべきか指示が出るシステムを開発してるって説明がありましたね。で、10台なんて規模じゃなく、もっと多台数の監視を自動的に出来るシステムにする構想みたいです。
事前登録不要で今日もセッションやってるので、今日の有る方はどうぞ!いま次世代モビリティのセッションやってて、これまた面白いです。
https://www.softbank.jp/corp/technology/research/ats2023/結局のところセキュリティリスクは、
人間である事がほとんどですから、
この様な監視体制は気をつけないといけません。
人間は基本的にはシングルタスクしか出来ません。
1人で10台対応する場合には、
何か起これば他の9台の監視に穴が開きます。
航空管制室の様に多数の人間がいるのなら、
まだ別とは思いますがそれでもミスが発生します。
米国の認知心理学者ジョージ・ミラーが提唱した、
「人間の短期記憶は一度に7±2個のものしか
同時に把握、記憶することができない」
と言う仮説もあります。
生命が関わる様な
医療や介護における介護士や看護師などの配置は、
基本は患者/入居者1人に対し3人とされますので、
やはり1:10は危険な気がします。
何も中央集権的な監視センターでは無く、
高性能なセンサーと演算処理装置を積んでいる
自動運転車同士が道路状況や運転データ、
その他のセンサー情報を常にやり取りしながら、
相互監視が行われる様になるはずです。
何か問題が起きた場合には、
周囲にいる自動車からの情報を統合して、
状況把握と対応がされる事になるでしょう。
その対応の際に人間のオペレーターが
確認作業や対応内容の確認を行うのが、
一番負担も少なく現実的かと思います。
そしておそらく事故のほとんどは、
人の運転者や歩行者の不確定要素による物になるので、
相互通信監視機能の無い非自動運転車の場合、
ドライブレコーダーの様な機器を介して、
人間のオペレーターや監視用AIによる
常時監視が必要になるかと思います。