[ルジシチフ(ウクライナ) 22日 ロイター] - ウクライナ当局が22日発表したところによると、キーウ(キエフ)州の民間インフラに対するロシアの無人機(ドローン)攻撃などで、少なくとも9人が死亡した。

当局によると、首都キーウの南約60キロに位置するルジシチフ市では、早朝に複数のドローン攻撃があり、寮2カ所と教育施設1カ所の一部が破壊された。少なくとも8人が死亡、7人が負傷した。

警察当局者は「(寮にいた)大多数の人々は、防空壕に入っていたため助かった」と述べた。

その数時間後、南東部ザポロジエにもミサイル攻撃があり、住宅2棟が損壊した。地元当局によると、1人が死亡し、33人が病院に搬送された。

ゼレンスキー大統領は、20機以上のイラン製ドローン、ミサイル、多数の砲撃による攻撃が行われたとツイートし、「ウクライナに対するロシアのテロだ」と非難した。

また「誰かがロシアで『平和』という言葉を聞こうとするたびに、このような犯罪的な攻撃の命令が下される」と述べた。中国の習近平国家主席の22日までのロシア公式訪問に言及したとみられる。

ゼレンスキー氏はザポロジエへの攻撃について「獣のような残忍」な行為と表現した。

ウクライナ軍は、ロシアがウクライナに向けて夜間に飛ばした21機のドローンのうち16機を撃墜したと発表した。

ロシアからは今のところコメントは出ていない。

ロイターは最新の戦況を独自に確認できていない。

*動画を付けて再送します。