新着Pick
34Picks
Pick に失敗しました

人気 Picker
金融機関の破綻というと、誰が引き取るかという前提に立って議論する方が意外に多いが、キャッシュ化を最大限追求するなら、それは間違いだと思います。ゴールドマン・サックスやモルガン・スタンレーなどそれ自体にブランド価値があるところでもない限り、SVB程度の金融機関は丸ごとではなく資産をバラして、それぞれを欲しい人に一番高い価格で売るのが常道です。かつてのS&L危機の時もそうでした。マグロの解体と同じ。問題は、どう切り分けたら全体で一番高く売れるか。売れ残りが少ないか。FDICの手腕が問われるのはそこで、その作業は証券化のトランチングとまったく同じです。
新しい締め切りは以下。誰が買うのか注目です。

「銀行は銀行全体もしくは預金や資産の入札ができ、投資ファンドなどノンバンクは資産を購入できる。富裕層ビジネスを手がける資産運用部門に関しては米東部時間22日夜(日本時間23日朝)、商業銀行部門は24日夜を締め切りに設定した。」
FDICと買受側との駆け引きが長引きそうですね〜。

「お上の一言」で決まってしまう日本と違って市場原理が働いているとは思いますが、個人的には一刻も早く引き受けてが決まって欲しいです。

引き受けてが決まれば、金融不安も相当程度に緩和されるでしょうし…。
商業銀行部門と資産運用部門とを分けてそれぞれ入札をかけるほか、投資ファンドなど銀行以外の金融機関による資産の購入も受け入れる。SVBの引受先の選定が難航するなか、より入札の間口を広げるのだそうです。