【教えてプロ】SVBに見る「急な破綻」が起こるメカニズム
コメント
選択しているユーザー
破綻のメカニズムというよりも、なぜ今回のSVBの場合はあれだけ早かったのかという点では、以下かと思います。
・インターネット上で銀行預金を管理/移動するのが容易になったこと
・モバイルでの迅速なコミュニケーション手段が整っていたこと
・シリコンバレーのVCやスタートアップである預金者同士が繋がって情報交換をするネットワークがあったこと
・小口の個人が多い銀行とは違い、FDICがカバーする範囲を大きく超える預金を預けている顧客がほとんどだったこと
注目のコメント
#教えてプロピッカー で、SVB破綻に関して「金融機関はなんでこんな勢いよく破綻したのか」「何に注目すればよいか」について、僕なりにコメントさせていただきました!みなさんのご意見もぜひ教えてほしいです!
何枚目かの写真に「Lehman Brothers」と書かれた石がありますが、これは破綻まで六本木ヒルズにあったものです。破綻後も当分はあったので「墓石」と呼ばれていましたが、今は買収したバークレイズのものに変わっています。読者の皆さんからコメント欄で質問を募る「#教えてプロピッカー」、今週は連日話題になっているシリコンバレー銀行(SVB)に関する話題で、
「なぜ2日間という短期間で破綻してしまったのか」「事前に防げなかったのか」
というご質問を、元ゴールドマン・サックスで今はベンチャーCFOの竹本祐也さんに解説してもらいました。
(【#教えて編集部】【#教えてプロピッカー】の概要は↓)
https://newspicks.com/news/8002819/body/
昨日今日と、オリジナル記事でもSVB破綻の真相や今後の展望を取り上げているので、こちらは「初歩編」として合わせてお読みいただけたら幸いです。
想定外と人間の感情が破綻を招くという仕組みが分かると、これから何が起こり得るのか?という予想もできるようになります。これを機に「教養としての金融」を学んでいただけたら。
引き続き、コメント欄で【#教えて編集部】や【#教えてプロピッカー】宛てのご質問をお待ちしています!私の質問を取り上げていただいてありがとうございます。とはいえ、いざ取り上げられるとちょっと照れますね(笑)
元々リスクを取るビジネスであるところに想定外の利上げに巡り会ったこと、その対応に苦慮するタイミングで預金者の不安という「人の思い」の連鎖が急な破綻を招いたこと、解りやすい解説をありがとうございます。
一度連鎖が始まると止めるのが難しいのも、連鎖を止めるための国家の関与が議論になるのも、繰り返されてきた話なのですね。
ちょうど公開された預金保護に関するエズラ・クライン・ショーの記事の「預金者は金利リスクを正しくヘッジしている銀行を見極めて預け先を決めるべきだなどというのはナンセンス」というホストの発言には同意します。前提として銀行に安全を期待するのは当然です。
でもSVBの顧客の多くは金融のエキスパートを抱えるVCや、そののアドバイスを受けた起業家達だったと聞いています。それが行動の総体としては破綻という銀行員含め誰も幸せにならないハードランディングに向かってしまう。合成の誤謬といってしまえばそれまでですが、やるせない印象もどうしても残ります。