【週末に読む】ジョブズも学んだ「東洋思想」の真髄に触れよう
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「東洋」といっても、インドから日本まで、場合によっては、イランやアラブ、トルコも含むので、主語が大きすぎますね。
たしかに欧米人の圧倒的多数は中国も日本もインドも区別がつかないし、つける気もないでしょうが。
ブッダという人などは、王子という身分を捨ててあらゆる欲望と苦しみから解脱しようとした人なので、ビジネスの悩みを解決しようとかは考えていなかったでしょう。
ビジネスもまた「空」である、くらいが、本来の仏教なら妥当な片づけかたではないでしょうか。先週からリニューアルした新刊著者インタビュー連載「今週の1冊」。今週は、「東洋思想」をテーマにしたビジネス書を2日連続で紹介します。
個人的に、古来培われた哲学や思想に関する書籍を読むのが好きなのですが、一方で「これってどう普段に生かせるのだろう?」と戸惑うことも多々あります。そんな中、今回ご紹介する書籍『リーダーの悩みはすべて東洋思想で解決できる』は、具体的に東洋思想と実際のビジネスシーンにひもづけて解説されている点が、非常に明快だと感じました。
日々の業務に追われるとついつい近視眼的になってしまいますが、大局的に物事を捉える習慣を身に付けたいものです。拙著を取り上げて頂きありがとうございました。
本書は「ビジネスリーダーの悩み」を、東洋思想で解決するとどうなるかを考えてみた、実践ビジネス書になります。アカデミックに東洋思想を解説しているというよりは、リーダーとして色々と実践しているものの行き詰っている、といった状況の方にこそ役立つ書籍だと思います。
「思想」とはいわば「ものの見方」です。
問題に直面している時、自分自身のものの見方を転換してみることで状況が開けていくことがしばしばあります。「世界は主観で構成されている」と捉える東洋の考え方を知っておけると、問題と思っていたことが実は問題ではなかったり、問題を切り抜ける筋道が見えてくることがあります。
善悪を切り分けない、中庸で捉える、性善説で人を見る、、。そうしたリーダーのスタンスは、状況が複雑化する現代に役立つものが沢山あります。
そしてそのようなリーダーシップのスタンスこそ、日本が世界で勝負していく際に武器となる「日本人のアセット」なのではないか?と私は思っています。
読者の方には「これはリーダーの応援本ですね」と言っていただくことが多い本書です。人や組織に真剣に向き合っているリーダーあるいはそれを目指す方に読んでいただけると嬉しいです。