[ア・コルーニャ(スペイン) 15日 ロイター] - 「ザラ」などのファッションブランドを展開するスペインのアパレル大手インディテックスは15日、2月1日─3月13日の販売(ロシア、ウクライナを除く)が前年比17.5%増加したことを明らかにした。

昨年に続き販売が好調なことが浮き彫りとなった。

昨年度(1月31日まで)は27%の増益。店舗販売とオンライン販売は18%増の326億ユーロ(349億9000万ドル)と、新型コロナウイルス流行前の2019年の水準を15%上回った。

同社は1株配当を29%引き上げ1.20ユーロにすると発表。

2023年の設備投資は16億ユーロ(16億9000万ドル)と、予想を上回った。米国事業拡大やスペインの配送センターの自動化などに充てる。盗難防止用タグを段階的に廃止し、チップを衣料に織り込む形にすることも明らかにした。レジの待ち時間を最大50%短縮できるという。

予想を上回る設備投資を受けて株価は5%下落したが、オスカー・マセイラス最高経営責任者(CEO)は、将来の成長に向けた投資の継続は適切だと主張した。