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ホンジュラス大統領、中国との国交樹立指示=台湾は「深刻な懸念」表明

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    静岡県立大学国際関係学部 准教授

    ホンジュラスは、2021年末の大統領選で、国民党から国民抵抗戦線に政権交代していました。
     外交的には、親キューバ、親ベネズエラです。

    ホンジュラスは、もともと米国の植民地のような国で、ドールみたいな会社がバナナやコーヒーのプランテーションをやって、米国に輸出するのが主な産業の国です。
     しかし、2010年代に中国からの投資が増え、アパレル産業が急成長しています。
     中南米にありがちな構図ですが、政権交代は、米国に農産物を輸出する大地主と、アパレル工場で働く労働者たちの対立でもあります。

    ホンジュラスは対外債務が膨らみ続けており、GDPの60%に達しようとしています。
     この債務を再編するための魅力的な提案をしたのが、中国政府です。

    台湾が国交を持つ国は13か国ですが、これで12か国に減ります。


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