【深井×朝倉祐介】日本人に必要なのは、アニマルスピリッツ
NewsPicks編集部
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連日、GPT-4をはじめとしたAIの話題を目にしますが、日本の教育に照らし合わせると「前にならえ」というプロンプトを義務教育の9年間浴び続けた結果、工業化社会に最適化して過学習し、自らの頭で考えることができない人工知能を大量生産しているように感じられてなりません。
これでは起業家が多く生まれることはありませんし、資本主義の原型であるスタートアップが多く生まれることを望むのは厳しいと思います。
理屈、理論も大事ですが、それよりもいかにして野心、血気、アニマルスピリッツを取り戻すか。それが問題だと思う次第です。
本稿では前後編を通してコテン深井さん、クロニクル野村さんと「資本主義の限界」をテーマにお話ししましたが、私自身は耐用年数を過ぎて限界を迎えているのは、資本主義よりも民主主義だと考えています。
ただ資本主義を軸に話していて改めて感じたことは、自身はスタートアップの支援を通じた社会変革に身を投じるものの、国の人口構造、近隣の国際情勢、地球環境など、ポジティブな未来のイメージを描きづらい今、世の中により求められているのは、事業を起こす起業家以上に、人々の内面の救済に携わる宗教家や、強者の世界認識の転換を促す哲学者ではないかということです。深井さんと朝倉さんとの対談の後編です。
個人的には、なぜ、朝倉さんがスタートアップに投資を続けるのか。答えの一つが、日本人の居場所である日本、地域文化を守りたいとおっしゃっていたのが印象的でした。
読者の皆様はどんな言葉が印象に残りましたか。ぜひご一読ください。