この連載について
COTEN代表の深井龍之介氏をホストに、第一線で活躍する研究者との対談連載の第二章が始まる。今回のテーマは資本主義。連載を通じて、転機を迎える資本主義の未来像について考えていく。コンテンツは、記事とPodcastで配信する。
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この連載の記事一覧

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【深井×宇野常寛】「社会を変える人材」が生まれる条件
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【深井×宇野常寛】「どこでも」生きていける人々が見落とした現実
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【深井×朝倉祐介】「資本主義」ほどフェアなシステムはない
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【深井×大川内直子】資本主義が食い潰した3つのフロンティア
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【深井×鈴木絵里子】人類に予測できないもの=投資のリターン
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【深井×鈴木絵里子】お金持ちは気づいている。資本主義の限界
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【深井×井上智洋】「自動化の時代」には受け皿が必要だ
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これでは起業家が多く生まれることはありませんし、資本主義の原型であるスタートアップが多く生まれることを望むのは厳しいと思います。
理屈、理論も大事ですが、それよりもいかにして野心、血気、アニマルスピリッツを取り戻すか。それが問題だと思う次第です。
本稿では前後編を通してコテン深井さん、クロニクル野村さんと「資本主義の限界」をテーマにお話ししましたが、私自身は耐用年数を過ぎて限界を迎えているのは、資本主義よりも民主主義だと考えています。
ただ資本主義を軸に話していて改めて感じたことは、自身はスタートアップの支援を通じた社会変革に身を投じるものの、国の人口構造、近隣の国際情勢、地球環境など、ポジティブな未来のイメージを描きづらい今、世の中により求められているのは、事業を起こす起業家以上に、人々の内面の救済に携わる宗教家や、強者の世界認識の転換を促す哲学者ではないかということです。
個人的には、なぜ、朝倉さんがスタートアップに投資を続けるのか。答えの一つが、日本人の居場所である日本、地域文化を守りたいとおっしゃっていたのが印象的でした。
読者の皆様はどんな言葉が印象に残りましたか。ぜひご一読ください。
金儲けが目的の人は、儲からないとわかった瞬間に諦めてしまう。ビジョンを実現しようとする人は、失敗を繰り返しても、最後まで諦めない。
どちらもずっとpodcastで聴き続けている2人です。あと亀山さんも含めて私のpodcast三銃士が揃ったら凄いな。。
個人的には、資本主義の限界とは思わないんですが、その市場を間接民主主義がコントロールしているのは限界かもな、と思い始めています。
資本主義×民主主義の食い合わせがどんどん悪くなってきています
【謎】
spotifyでこの番組をフォローしているんですが、なぜか朝倉さんの回が配信されておらず気がつきませんでした。NPからのリンクだと見れるけど、spotifyの番組から入ると佐々木隆治さんの会で更新が終わってる。。。
そういうものにこだわらずに、
自分の思ったままに挑戦し、突き進むメンタリティが重要だと
つくづく感じました!
'人と違ったことをする'って簡単なようでなかなか踏み込めないけど、そこを思い切って行動できるようにする気持ちは大事!
大学では哲学などの講義は少ないですが、VUCAとよばれる答えのない混沌とした社会の中で、自分の生きる道筋となる哲学は絶対に必要だと思っています。
最後の、必要三要素は大いに納得のものでした。
しかし二つ目、失敗することを積極奨励するのも大事ですが、失敗から学べば失敗ではなく成長につながるとの考え方の方がいいのではと思っています。聞こえもポジティブなので。
なので4分のピッチでもわかります。
(以下、記事中から引用)
もし本当に日本社会が個性を大切にしなさいと言いたいのなら、「前へならえ」なんて因習を真っ先にやめるべきです。
これは文字通り、「前の人と同じことをしなさい」という指示なのですから。
義務教育の9年間で呪文のように毎日唱えられ続けていると、真正直に受けた人の自主性やアニマルスピリッツが削がれるのは当然です。
最近、起業家教育が重要視されるようになっていますし、高校で起業家の話を聞く機会を増やそうという提言も出ているようです。
それ自体はとてもありがたいのですが、授業や科目で解決しようとするのはあくまでアプリケーションレイヤーの話でしょう。
それ以前に、そうしたアプリケーションを受け容れるうえで必要なOS、教育の土台を整える必要があるけれど、全くできていない。
Windows95にZoomをインストールしようとしているようなものです。
これではあまりに意味がないから、どうにかしたい。
日本で資本主義が起動する、もしくは起業家が立ち上がるときの根っこにあるのは“心意気”。アニマルスピリッツです。
こういうものを作りたい、こんなことをやりたいという熱量や、後先を考えないような衝動はすごく大事だから、心意気を削がないよう矛盾を一つ一つ解消したい。
そうすることで、少しでも良い未来を次世代につなげたいと思っています。
※個人的な見解であり、所属する会社、組織とは全く関係ありません