【深井×朝倉祐介】日本人に必要なのは、アニマルスピリッツ
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よい助言です。スタートアップは熱量です。
なので4分のピッチでもわかります。
(以下、記事中から引用)
もし本当に日本社会が個性を大切にしなさいと言いたいのなら、「前へならえ」なんて因習を真っ先にやめるべきです。
これは文字通り、「前の人と同じことをしなさい」という指示なのですから。
義務教育の9年間で呪文のように毎日唱えられ続けていると、真正直に受けた人の自主性やアニマルスピリッツが削がれるのは当然です。
最近、起業家教育が重要視されるようになっていますし、高校で起業家の話を聞く機会を増やそうという提言も出ているようです。
それ自体はとてもありがたいのですが、授業や科目で解決しようとするのはあくまでアプリケーションレイヤーの話でしょう。
それ以前に、そうしたアプリケーションを受け容れるうえで必要なOS、教育の土台を整える必要があるけれど、全くできていない。
Windows95にZoomをインストールしようとしているようなものです。
これではあまりに意味がないから、どうにかしたい。
日本で資本主義が起動する、もしくは起業家が立ち上がるときの根っこにあるのは“心意気”。アニマルスピリッツです。
こういうものを作りたい、こんなことをやりたいという熱量や、後先を考えないような衝動はすごく大事だから、心意気を削がないよう矛盾を一つ一つ解消したい。
そうすることで、少しでも良い未来を次世代につなげたいと思っています。
※個人的な見解であり、所属する会社、組織とは全く関係ありません
注目のコメント
連日、GPT-4をはじめとしたAIの話題を目にしますが、日本の教育に照らし合わせると「前にならえ」というプロンプトを義務教育の9年間浴び続けた結果、工業化社会に最適化して過学習し、自らの頭で考えることができない人工知能を大量生産しているように感じられてなりません。
これでは起業家が多く生まれることはありませんし、資本主義の原型であるスタートアップが多く生まれることを望むのは厳しいと思います。
理屈、理論も大事ですが、それよりもいかにして野心、血気、アニマルスピリッツを取り戻すか。それが問題だと思う次第です。
本稿では前後編を通してコテン深井さん、クロニクル野村さんと「資本主義の限界」をテーマにお話ししましたが、私自身は耐用年数を過ぎて限界を迎えているのは、資本主義よりも民主主義だと考えています。
ただ資本主義を軸に話していて改めて感じたことは、自身はスタートアップの支援を通じた社会変革に身を投じるものの、国の人口構造、近隣の国際情勢、地球環境など、ポジティブな未来のイメージを描きづらい今、世の中により求められているのは、事業を起こす起業家以上に、人々の内面の救済に携わる宗教家や、強者の世界認識の転換を促す哲学者ではないかということです。深井さんと朝倉さんとの対談の後編です。
個人的には、なぜ、朝倉さんがスタートアップに投資を続けるのか。答えの一つが、日本人の居場所である日本、地域文化を守りたいとおっしゃっていたのが印象的でした。
読者の皆様はどんな言葉が印象に残りましたか。ぜひご一読ください。