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僕は感嘆すると同時に、自分の文才のなさを思い知らされて作家になる事を諦めた。
ノーベル文学賞を受賞するほどの人は、ある時代を体現するほどの作品をつくる人ですが、大江健三郎が体現したのは、1960年前後、戦後民主主義が日本社会のよりどころであった時代です。
作品でいえば、『飼育』から『万延元年のフットボール』あたりまでの1960年代の作品、戦時中の日本が間違っていた分だけ戦後民主主義は正しく、大江健三郎の小説が最も生き生きとしていました。
かといって、大江健三郎は戦後民主主義の礼賛者ではなく(もしそんな程度の人間であればノーベル文学賞など受賞できませんが)、彼の作中の戦後民主主義の社会は、常に閉塞感と無力感が漂い、作品の主人公たちは「監禁された状態」にあるという意識にとらわれています。
登場人物たちは政治とは距離を取り、革命をうったえる左翼運動に対してはニヒリズムに満ちたまなざしを向け、作品の多くは無力感と共に終わります。
その戦後民主主義理解が、同時代者の共感を得ました。
1970年代以降、『治療塔惑星』とかの時期は、反機械文明思想などにすがって地に足がついておらず、もはや迷走していた観があります。
大江健三郎は、戦後民主主義の環境下に置かれた日本社会を描いた人ですが、同時に、郷里の愛媛県にもひとかたならぬこだわりを持ち、ガルシア=マルケスの魔術的リアリズムのように、愛媛の山村の年代記を著しました。
そこが、大江健三郎の最も地に足の着いたところで、創作の根源があったところでしょう。
亡くなられた大江さんに鞭打つつもりはないが、歴史的な事実についてはあえてここで述べさせていただく。
以下、『太陽の男』226ページに引用した大江さんのエッセイ、1965年刊行の『厳粛な綱渡り』である。文壇の枠にこだわらずに作品を発表し続けた三島由紀夫や石原慎太郎がこの時代に書いたものは現在を射通しているが、大江の時代認識はいまから見れば完全にズレていた。この過ちを浮世離れした文壇の追悼文は触れないでしょうね。
「日本に自衛隊の存在があるから、日本周辺の国で日本を仮想敵とする条約が結ばれたこととか(略)自衛隊の存在がひきおこした日本あるいは世界の政治とか文化とか、社会とか経済とかの歪みの総体として、自衛隊の既成事実を考え、そしてその歪みを着実に是正していく。(略)われわれの憲法の線に即した方向にもってゆく」(『厳粛な綱渡り』)
「悲しみ」とは、「どのような境遇にある者にもつきまとう、あまりありがたくないもの」、すなわち、「人生における親戚」のようなものである、という絶妙な捉え方に、
そうか、そうなんだよな、と、ストンと深く心に落ち、諦めと納得を、そして、まり恵さんの物語に、人生の絶望と一縷の希望とを感じたことを、よく覚えています。
御心安らかであられますように。
講談社からの発表はこちら
https://www.kodansha.co.jp/upload/pr.kodansha.co.jp/files/pdf/2023/20230313_KenzaburoOe.pdf