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タブーに切り込め!ここがおかしい「日本の保険」
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会社としてグループ全体にsvbしかないとほんとに給与も家賃も社会保険も払えないんですよね。

ちなみに幸いグループで日英に拠点があるので、いまひとつ考えてるのは日本から親子ローンで救済して、給与はせめて日本の銀行から海外送金で支払おうかなと思ってますが、そもそもこの債権を25万ドル以内ならかえってくるわけだし、オペレーションコストと流動性確保したいので、その分ディスカウントでもいいので商業銀行に買い取ってもらえたらなと。

日本のsvb分の預金保護対象の回収くらい、全部取りまとめてやってほしいなぁ、だれか金融業界にいる人!(笑)
【TWの貼付なので乱文・長文注意】

米国SVBが破綻。

日本だと、余り馴染みがないが、SBVはスタートアップ、テック企業、VC/エンジェルの多くが取引しているスタートアップエコシステムのメインバンク的存在。

USエコシステムへの影響は甚大で、株式市場への影響を通じ、日本も無縁ではいられないだろう。

USの預金者保護制度がどうなっているか知らないが(誰か教えて);
SBVが破綻すると、スタートアップが預金が引き出せなくなる、最悪保護されていない部分は戻ってこなくなってしまうかもしれない。

VCが、スタートアップへ投資する際、LP(VCへの投資家)からコールして、一時的にではあるが(なだけに、影響範囲は限定的)、ファンドの口座に入れていた資金が、引き出せなくなる/一部戻ってこなくなることも。

すると、投資契約を結んでいても、払込期日までにスタートアップに着金しない事態も。

エンジェルやVCのGP個人もSVBと取引はしていて、ファンドの持分を株担的に使って借入を行っているケースもあり、結構利用している。

こちらは個人の話なので、スタートアップエコシステムに直接影響のある話ではないが、全体的なセンチメントに影は落とすだろう。

VCも、SVBの破綻で消えた預金はGPが補填するのかなどでLPとの話し合いが決着するまで時間がかかるだろう。

ただでさえマクロ環境的にスローダウンしていたVCの投資への重しとなるだろう。

SVBが一手にになっていたベンチャーデットもスローダウンするだろう。

結果、上場株投資家も含め、テック/IPOへのセンチメントは悪くなり、バリュエーション(正確にはマルチプル)の切り下げが起こるだろう。

そして日本の株式市場へもその影響は波及し、テック株/IPOへの重しとなり、未上場のファイナンスにも影響はあるだろう。

USのインフレ退治順調にいけば、今年後半にでもマーケットは回復するだろうという楽観論もあっただけに、イタい。。

ただ、スタートアップとして、やるべきことは、余り変わらず、冬の時代においては、(大きく赤を掘って)グロース偏重にならず、エコノミクスを整えながら着実に成長するという“質をともなった成長”がより重要になる。
この週末は本件調査対応に追われていたが、幸い弊社運用ファンドへの影響は極めて軽微であった。

月曜から営業は再開され少なくとも$250kの引き出しが可能とされており、それ以上の金額も数日(days, not weeks)かけて漸次可能とされている。
また一方で、身売り先の確定を待たずしてFDIC自身がバンバン資産の整理売却による資金繰りを始めているという噂も、これはまだ事実かは未明も流布している。仮に全て事実であればこれが最も楽観的なシナリオだろう。
その場合においても水曜の給料日を遅配するスタートアップがレイトステージを中心に大なり小なり生じるだろう。一回の遅配をイレギュラーとして呑み込んでその後の資金繰りがつけば良いが、それがあと一回、二回と続くなかで万事休す会社がどれくらい出るのかは、現時点では未明だろう。

いずれにせよ本質的に収益性ある事業創造に取り組んでいる良い会社は既存インベスター中心に誰かが手を差し伸べ、それと遠い会社から淘汰される、そのスピードが少し早まっただけ、という見立てもあるだろう。そうでない事故死を最小限に止める事がエコシステムの全体特に監督官庁の責務である。
今回のSVBの破綻。リーマン・ショックのような金融システム崩壊になるかといえばNoですが、米国スタートアップエコシステムの局所的危機となる可能性はまだ否定できないので引き続き注視が必要です。

SVBの特徴として、下記2点があります。
①顧客基盤が著しく偏っており、預金の39%がアーリーステージのスタートアップ。13%がPE/VC。
②$175 billionの預金の内、89%がFDIC保証対象外。

FDICの保険は、預金250,000ドル/口座を上限に保証。それ以上は無保証という仕組みであり、全預金の89%の$156 billion(約21兆円)は、管財人が現金化し、時間をかけて返済をしていくことになります。

週明けにスポンサーが選定されるという報道もありますが、返済をするにしろ、M&AするにしろSVBの資産価値算定には時間を要し、長期間多額の資金が滞留することは間違いないといえるでしょう。

そして、この滞留資金のインパクトが直撃するのが、SVB顧客基盤の39%(約9兆円)を占めるアーリーステージのスタートアップです。

ただでさえ、ファイナンス環境が厳しい中、
創業者が自らの株式を売却したり、VCが資金を貸しつけたりというエマージェンシープランが発動されていますが、9兆円近い資金を全てカバーするのは難しく、少なくない数の企業が資金繰り破綻する可能性も否定できません。

創業者持ち分の流動化とつなぎ資金獲得のためのダウンラウンドが増えれば、バリュエーション切り下げにもつながります。来週の動向にも注目です。

出所:
https://jp.reuters.com/article/svb-financial-stock-offering-deposits-idCAKBN2VC1VL
最終的にはどこかの銀行か企業、または、投資会社とかが買収に動くのでしょうけれど、やりようによって、シリコンバレーのスタートアップエコシステムに一気にリーチする手段になるので、そういう意味では買い手にするとなかなか魅力もあるのかもしれません。

しかし、それは中長期の話であって、短期的には被害を被る人やスタートアップのユーザーが続出すると考えられるので、ただごとでは済まされないでしょう。被害がもたらす影響がどれほどになるのか、恐ろしさがあります。
1 SVBについて知っておいた方が良いこと。

1)VCファンドやスタートアップ向けの銀行サービスという特殊な分野において同社のブランドと市場シェアは圧倒的。(同社がほぼ作り上げた市場と言っても良い)
結果、同社と同社に追随する少数の専門銀行、特化したスタートアップが市場を寡占。

2)同社のサービスを使っていないVCはほぼ無く、スタートアップの多くも何らかの形で同社のサービスを利用。

2 なぜ今回のような事態が急速に起こったか?

1)本件は債権投資のポートフォリオ、キャッシュフローマネージメントのミスがそもそもの原因で、スタートアップ投資とは何の関係もない。

2)同社のブランド故に、同社のサービスは必ずしも価格が安くなく、ある程度の規模のVC、スタートアップは他社のサービスと併用しているのがほとんど。(SVBに見積もりを取り、他社とも比較、併用する。)
その結果、複数の銀行サービスを併用するのが一般的な状況。

2)株価下落の報道を受け、VCが一斉に最悪のリスクを考えて同社のサービスからの切り替えを投資先に指示。その情報があっという間に広まる。
結果、極めて短期間に同社からの資金の引き上げが大規模に行われる。

3 今後の影響
以上を踏まえると今後の影響としては

1)短期的に影響を受けるのはSVBにサービスを依存していたスタートアップ。ただその数は限定的でVCもサポートする。
  ただしSVBからの顧客の流出はあっという間に進む。
2)中期的には影響は必ずしも大きくない。なぜなら本件は何らかの不正等による影響範囲が不明確な事象ではなく、代替サービスへのスイッチは短期間に進む。なぜなら、もうSVBはトップブランドではあるが、SVBだけが唯一無二の存在でなく、同社と同様のサービスを提供する銀行、金融機関は複数あり、多くのVC、スタートアップが複数の銀行、金融機関を併用しているから。
4)長期的には業界をリードしてきたSVBの果たした役割は少なくない。ベンチャーデット等がシュリンクしてしまうのは大きな懸念。
 それに加え、今回明るみになった、利上げの影響の債権への影響、保険対象でない預金のリスクの露見等による銀行業界全体への影響も大きな懸念。
こういうニュースはやっぱりNPの独壇場ですね
コメント読むだけで業界に与える影響、中にいる人としての実感などがビビッドに伝わってくる真に価値のあるコメントです
超短期的には、”SVBに口座を持っている”かつ”資産の多くがSVBだった”場合、大変に大きな影響となります。
ファンドであれば、そう言った投資先がポートフォリオ全体のどれぐらいを占めるのか、がまずは問題となります。
Antler もUS拠点/投資先があるので即日調査し、LPに対してレポートしていました。

中長期的にどんな影響があるのかは、まだよくわからないというのが正直なところです。
あまり起きえないとは思いますが、もし他の銀行にまで取り付け騒ぎが波及した場合には、金融危機に繋がる可能性があるかもしれません。
日本に住む私たちにとって一番影響があるかもしれないシナリオとしては為替変動です。これを機にFRBが利上げを緩和する傾向に傾き円高が加速し続けると、輸出に支えられている日本経済はダメージを受けることになるでしょう。
報道や開示資料に基けば、含み損がCET1の資本をいくらか食い込むものの、Depositを大きく毀損することはなさそうです。
預金保険の範囲内でしか回収できないとかそういうレベルではないので、スポンサーの登場などでいずれ問題は収束するのだと想像しています。

預金者であるスタートアップ側の課題は、上記の通り自社にとりEventualな損失が限定的でありあくまでも短期の流動性の問題であることを説明しきって、短期的な繋ぎ融資を金融機関や知人(エンジェルなど)から調達できるかということなのでしょう。
スタートアップ経営者としては、簡単にいえば、高宮さんのコメントの後半数行に集約される。私が創業6年半でつくづく理解したこと。「マクロ環境、大事!」
我々日本のスタートアップは大海に浮かぶ帆船。世界中でつながっている海が荒れれば出来ることは帆を下ろし船長は面舵いっぱーいだの錨を下ろせなど叫びながら船員総出で船を沈めないこと。どんな環境でもやり抜く自信はあるけども。もちろん未来は誰にもわからない。わかっているのは、私たちのような存在は自然の脅威(コロナ禍含む)とかマクロ経済環境には敵わない。やれることは、その脅威を甘く見ず1秒でも早くやるべきことをやること。
ーーーーー高宮さんコメントーーーーーーーーーーーー
ただ、スタートアップとして、やるべきことは、余り変わらず、冬の時代においては、(大きく赤を掘って)グロース偏重にならず、エコノミクスを整えながら着実に成長するという“質をともなった成長”がより重要になる。
ーーーーー
この傾向は、2022年初めから出始めて、5月以降はSilicon Valleyの主要VCが投資先を集めて「冬の時代」を警告するなど、より顕著になった。
▼その時、私はセコイアキャピタルのプレゼン資料を、ほそぼそと翻訳し自社の「最悪シナリオづくり」に勤しんでいた…

風雲急を告げるセコイア・キャピタルの資料(その1、序章
https://comemo.nikkei.com/n/nc07bb6d471e1