中国首相に李強氏、全人代選出 習氏側近の前上海トップ
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副総理を担ったことがなく、中央政府でも働いたことのない李強氏に、総理が務まるのかどうか。人脈も経験もない。昨秋の党大会、今回の全人代を通じて習近平第3次政権ができていく中で、最大の物議を醸してきたのが李強首相人事だと思います。習近平氏からすれば、それでもいい、そんなことは重要じゃない、ということなのでしょう。
「李強氏の決定権限が歴代の首相と比べ限定的になるとの見方もある」、「党が決めた政策の執行部としての色彩が濃くなる可能性がある」 (@@。
鄧小平氏が改革開放路線を明確にして以来、中国には。共産党を代表する国家主席が政治と外交とを担い、経済、金融、治安といった国民生活に直結する部分は首相の下で働くその道のプロの国務院が担う慣習がありました。党内の権力闘争に行政が巻き込まれ、国民生活の安定が損なわれないようにするためです。
そんな中、習主席は、副首相を機動的に変えられるようにするなど次第に国務院への圧力を強め、当初は習主席の意向に反して経済政策をすすめる局面が見られた李克強前首相も、次第に習主席の路線に寄り添って行ったように感じます。「見方もある」、「可能性もある」と記事は言葉を選んでいますけど、行政を含むあらゆる権力の習主席への集中が「習近平国家主席の側近」で「中央政府での勤務経験がない」李強氏を首相に選んだ今回の人事の要であるように感じています (・・;
「李強氏への投票結果は賛成票が2936票で、有効投票の99.63%を占めた。反対が3票、棄権が8票だった」とありますが、100%賛成となると選挙の正当性に疑義が生じかねないので、誰かが反対、棄権の“貧乏くじ”を引く役割を半強制的に担わされる慣習があると何時か誰かに聞きました。真偽のほどは知らんけど f(^^;