米シリコンバレー銀行が破綻 リーマンショック以来の規模
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シルバーゲートもSVBもそれぞれCrypto、スタートアップと極めて偏ったバランスの銀行が破綻しただけで、米国の金融機関全体に波及するようなことはない。
米国の雇用統計も強く、現状はrecessionというより「Rich cession」と言われるくらい一部の裕福層への打撃なので、まあ社会問題にも繋がりにくい。
このことによってFRBは金利を噂され始めてた0.5%とかに上げるのは不可能なっただろうから、むしろここがあく抜け、株価、仮想通貨の反発のタイミングだと思う。
まあ、投資は自己責任でw
追記
今回のSVBの破綻が全米の他の銀行に波及して金融危機に繋がる可能性はほぼないです。
ただ、これは未来の日本を占ってる。日本で金利が上がると国債が暴落して、多くの銀行がSVBと同じ状況に陥る。なので金利は上げれない。インフレが悪化しないことを祈るしかない状況。黒田緩和が長引きすぎて、打ち手が殆どなくってるのが今の日本
米国の心配の前に自分たちの心配をした方が良い🤣
注目のコメント
長文です。この会社の全容はSVBが今年2月に公表した年次報告書(決算書、FORM 10-K)を見れば、ストレステストに関する記述もありよく分かります。ポイントはP86で、1933億ドルの債務のうち1890億ドル、つまり大部分が1年以内に返済する債務です。これで30年の住宅ローンや10年の企業向け設備投資を融資していた、また、10年国債を満期まで保有する前提で保有していたとは、ちょっと驚きです。しかも、債務の総額は2020年には1035億ドルだったので、急増してしており、大部分は預金の増加です。そして、満期保有の債券の年間平均の保有残高は2021年の580億ドルから954億円に急増しています(P.44)。2020年は107億ドルでした。金利の低い時代が続いていれば、普通預金や当座預金を原資に10年国債を買えば、それは儲かったでしょうね。しかし、金利上昇で債券投資の損失が増大して損失が出ました。しかし、大口の預金の解約が破綻の引き金というのは、明らかに流動性リスクの管理に問題があったと思います。本件は、金融システムンの問題ではなく、個別の銀行のリスク管理の問題でしょうね。2022年末では、自己資本160億ドルに対し満期保有の債券で152億ドルの含み損を抱えています(P.95)。今後は預金保険機構(FDIC)が損失を確定させて売却すれば、強固な地盤のある銀行なので、買い手は現れると思いますね。FDICは銀行の再生は時間をかけずすぐ行う必要があることを百も承知だと思います。FORM10-K(年次報告書)は以下です。
https://d18rn0p25nwr6d.cloudfront.net/CIK-0000719739/f36fc4d7-9459-41d7-9e3d-2c468971b386.pdf米国の銀行としては20番目に大きな銀行であったSilicon Valley Bankということもあり、その前に自主清算
の形を発表したSilvergate Bankからの連鎖でのCrypto業界への影響だけではなく、ピュアなスタートアップ業界にまで影響する規模でのニュースだと思っています。
SVBは、スタートアップとVCそれぞれがエクスポージャーを持つ可能性が相当数、かなりの確率のある銀行だという理解をしているのが最大の懸念です。FDICの言うとおりのシナリオで月曜日までに同行への預金保持者が保険対象資金へのアクセスが可能であってシステムも通常通り稼働できれば問題はないですが、状況はまた不安な要素を残しているようにも見えます。
最悪のシナリオは、資金調達に成功したスタートアップやVCファンドでかつSVBへのエクスポージャーが大きい所が上手に資金が引き出せず余波で倒産するところが出てくるシナリオでそれが月曜日以降避けられるか、避けられると思って見てはいるものの、とはいえとても慎重に見ていく必要がある状況との理解です。
なおこれは私見であり、いかなる組織の代表意見でもありません。