「世界一厳重な航空会社」成田に就航! 普通の会社と何が違うのか? イスラエルの国営航空
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注目のコメント
3度目の正直で、ついに実現。
実は、私はコロナ前の2019年の直行便に乗ったご縁があり、直行便は体験済み。
当時、入国時のセキュリティが、厳しいので、出発が遅れ、結局のところ、乗り継ぎで行ったのと変わらなかったが、最初に飛んだ便も同じだったようである。これをスムーズにすることが何よりの課題。
なお、エルアル機にはミサイルを回避する機能(フレア)を唯一搭載している民間機である。エルアル航空は世界一厳しい保安体制で有名ですが、1960年代から70年代にかけてパレスチナ勢力による複数回のハイジャックや日本赤軍によるテルアビブ空港での銃乱射事件(これも背後にはパレスチナ勢力がありました)を経験しての措置となっています。また客室の床材は通常はアルミ製のところが鉄製であると言われており、爆発物に対する耐性を高めてあるともっぱらの噂です。
また2002年にイスラエルの別の航空会社の機体がケニアで離陸直後に携帯型防空ミサイルで狙われる(2発発射されたものの幸いにして外れた)事例があり、これによりイスラエル当局が国内の航空会社に対し、フライトガードと呼ばれるフレアをデコイとして用いるミサイル回避システムの搭載を義務付けました。また最近ではレーザーを用いたミサイルの妨害装置も開発されるということで、今後はこちらが搭載されることになるかもしれません。他国の大統領専用機やVIP機にも採用実績があります。
床材を強化したり、ミサイル回避システムを搭載したり、余計なものを載せるとその分ペイロード(お金を稼げる搭載物)の量が減るわけですが、それをしてでも安全を守らなければならないという事情がある航空会社です。世界広しと言えどここまでの保安対策を行う民間航空会社はありません。一度乗ってみてその意味を考える機会をもっても良いかと考えています。