シンガポールとインドで「決済がつながった」理由、 背景にあるデジタル国家戦略とは
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そういえば、この間、シンガポール人の友人から日本で買い物代行をしたときにお金を送るとき、「日本の電話番号を教えてくれ」と言われて、「いやいや、それでは送れないよ。シンガポールの口座にして」と言ったところ「???電話番号でなぜ送れないのか。とりあえず、トライする」と言われたことがあります(もちろん、日本の口座には着金せずで、シンガポールに送ってもらいました)
印星は関係がますます緊密化しています。私の上司にもインド人(シンガポール国籍のインド系ではなく)がいますし、それ以外でもプレゼンスを感じます。建設等のワーカーさんもインド人が多くいます。送金コストが下がり、簡単に送れるというのは、色々と裨益する方が多そうです。インド政府のデジタル・インフラ戦略は、非常にしっかりとしていますね。
個人番号に代表されるデジタル・アーキテクチャーが統一的に設計されていて、日本は及びもつかないですね。
人口だけが原因でなくこういう点でも、遠からずGDPで追い抜かれるでしょう。インドも中国同様に、日常は殆どキャッシュレス。日本人駐在員も、Aadhaar(国民識別番号制度)に登録しつつ、Debit かPaypayでの決済ですべて用は済む状況。 インドはG20ではCryptoの規制強化で取り纏めつつ、個人が国際間決済を手許で出来るように推進している。つまりAadhaarを介した中央集権を維持したまま利便性を高め、且つ決済基盤の主導的役割を担うポジション作りに走っているということですね。
日本は今年からStablecoinの本格導入が始まります。スイカなどの前払式決済手段から移行するニーズは未だ未だ低いと思われますが、人流のInbound/Outboundの促進を見据え、政府、金融庁、財務省、そしてデジ庁の大局的な戦略実行に期待したいですね。