旭化成が最終赤字1050億円 23年3月期、20年ぶり
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10億円台だとまだ良いのですが100億どころか1000億のオーダーに達すると現場の意識低下が著しいのが心配です。例えばExcelからの印刷とかで少し縮小すれば2枚のところ1枚に収まるなみたいな話も「1000億円に対して5円節約するのって0.05ppbくらいか。環境化学物質の測定でもなかなかお見かけしない感度だな。ははは。」みたいになっちゃいます。
注目のコメント
気になることが書いてある割には、セパレータの減損の理由が分からないですね。こちらの日経記事の方が詳しい。米ポリポアの減損ですか。
https://www.nikkei.com/article/DGXZRST0526102X00C23A3000000/
また旭化成はセパレータ世界シェア1位の上海エナジーと中国にESS向けの合弁会社を設立しましたが、中国ビジネスは今後不透明。
ポリポアの減損で湿式と乾式のバランスを取ろうとする意図なのかもしれません。旭化成の資料を見ると、減損の主はポリポア社ののれん代の償却のようですね
https://www.asahi-kasei.com/jp/ir/library/business/index.html旭化成、逆張りしない戦略で市場総取りを狙ったけど結局自社の元々の事業が強かったので、無駄投資になってしまったということかな。とすれば、当時の経営陣はきちんと安定した事業運営をしようとした結果としてのこの減損ということになるんでしょうね。
ただ、技術と市場の趨勢の見極めはできなかったと。これ、難しい判断ですね。湿式の事業をやってた人たちからすれば、鼻高々だけど、会社全体としてみると、それだけじゃ済まされないし。
湿式の連中は自信あるみたいだけど、このままじゃ乾式の市場を湿式で取れないかもしれないから、乾式も買おう!というのが当時の経営判断だったのでしょうし。湿式がここまで買って乾式がダメになるとは予想だにしなかったと。