2023/3/9

【核心】日本の「発酵ビジネス」が世界一である理由

NewsPicks編集部 記者
日本酒、味噌、醤油、みりん、米酢…
和食に欠かせないこうした発酵食品は全て、麹菌という「カビ」が重要な役割を果たしていることをご存じだろうか。
世界に発酵食品は数あれど、麹菌というたった1種類のカビを使いこなし、これほど多様なプロダクトを生み出してきたのは日本だけだ。
発酵に注目が集まる中、海外勢が簡単にマネできない、日本ならではの技術がある。
「五感をフルに使って、菌と対話するのが職人の役割。それが日本の強みです」(秋田今野商店・今野宏社長)
直近2、3年、欧米でも発酵技術を使ったスタートアップが急速に増えている。そんな中、日本の発酵産業には大きなチャンスがある。
麹菌培養のプロフェッショナルである種麹屋、秋田今野商店の今野宏社長に語ってもらった。
*前編はこちら
INDEX
  • 日本が「発酵大国」である理由
  • 菌が盗まれても「マネされない」
  • 「秋田の田舎」でも世界で戦える
  • 「菌タンパク」にチャンスあり