【国際女性デー】将来を思い悩む女性へ。プロピッカーからの手紙
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先般、シンガポールで日本からの女性起業家の皆様にお目にかかったときのことを、少しトピックスで触れました。皆さん、豊かな視点でビジネスや生活にと邁進していらっしゃいました。
https://newspicks.com/topics/asia-geo-economics/posts/57
注目のコメント
コメントを出させて頂きました。
大学生をはじめ、多くの女性が抱える「キャリア×出産,子育てに関する不安にお答えする」という企画趣旨なのですが、私の回答は、その不安に真正面から答えていない感じがあって異質です。
「キャリアと出産,育児の両立を目指して邁進することは、とても素晴らしいことです。でも、仮にその道から逸れてしまっても、幸せになれるのだ」ということを伝えたいです。
私も完全に幸せになったわけではなく、その幸せを目指している途中です。性別は関係なく力をあわせて、境界のない社会を目指していけたらと思います。国際女性デーを明日に控えた今回は、すべての人にとって身近な「仕事」と「人生」の話題です。
2022年、日本のジェンダーギャップ指数は146か国中116位と先進国最低レベル。家事や子育てに専念する専業主婦は減少傾向ですが、2人ともフルタイム労働の共働き世帯は昭和60年以降横ばいにとどまっています。つまり、働き方における男女差は、一向に縮小していないのです。
親世代には専業主婦がまだまだ多く、「ロールモデル不在の時代」ともいわれる現在、「結婚・出産・育児のライフイベントを経ても社会で活躍し続けられるのか」と女性ならではのキャリアの分断に不安を感じる人も少なくないでしょう。
私自身、新卒で全国転勤の職種についたときに改めて人生について考え、「現実的に女性が全国転勤しながら結婚や子育てをするなんてできるの?」と不安に感じたのを覚えています。男性の単身赴任はあっても、女性の単身赴任は聞き馴染みがない。もし可能な状況であっても、自分はそれを望むのだろうか。
心のうちに抱える不安は人それぞれです。皆さんの抱える不安はなんですか?そして不安だったあの頃の自分に、今のみなさんならどんな言葉をかけますか?編集の仕事に就いてから、自分が見たい世界だけを見て生きていくことが(もちろんいい意味で)難しくなりました。それを如実に感じたのが、とあるフェムテックスタートアップを取材してからです。
世界には性別による「構造的差別」が存在しており、特に女性が被害を被る側になります。また、日本は女性への構造的差別が非常に強い。当たり前に男女平等の世界に生きていると感じていたので、その勘違いが悲しく、また日本の遅れを強く感じました。
勇気をもらえるメッセージがどれだけ社会を変えるかは分かりませんが、それによって多くの人が構造的差別の存在に気が付き、行動を促すきっかけになればうれしいです。皆様のコメントもぜひ、お待ちしております。