新型ロケット「H3」 7日に打ち上げ延期 JAXA
コメント
注目のコメント
まもなく3.11ですが,H3ロケットに搭載されているのは「だいち3号」.その初代「だいち」が打ち上がったのは2006年1月24日で,設計寿命は3年以上,5年が目標でした.その設計寿命5年がちょうど過ぎた2011年3月11日に東日本大震災が起こり,緊急観測として,いつ寿命が尽きるかわからない「だいち」に宇宙から津波被害を観測するミッションが与えられました.そして,震災の初動対応を終えた同年4月22日に「だいち」の電圧が低下し,5月12日に天寿を全うした.まるで「だいち」は,最後は故郷日本のために老骨に鞭打って働いてくれたようでした.また,「だいち」は運用中,何度も海外で起きた災害現場の把握に貢献しました.東日本大震災の時にはそのお礼として,各国から衛星観測の結果が送られてきました.日本と世界に尽くしてくれた衛星でした.