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米国の消費者物価指数(CPI)は昨年9月の対前年比9.1%をピークに“順調に”下がり続けて来ましたが、12月の6.4に対し1月は63%と下げ止まり感が見られます。消費者が選ぶ購入商品の変化が反映され、FEDがCPIより重視するPCE物価指数は、CPIと同じく順調に下げ続けて来ましたが、1月に前月比5.4%と12月の5.3%から反転上昇に転じています。資源価格の高騰を反映する卸売物価指数は1月まで下げ続けていますが、「米経済の3分の2超を占めるサービス業」が好調で「物価とマージンに対する圧力は継続している」わけですね。
資源価格の高騰に起因する物価上昇が長引いて米国民のインフレ心理に火をつけたことは間違いなさそうで、そうだとすると、物価を抑制するのは難しい。リセッションを起こさず軟着陸させるためFEDはナローパスを上手に切り抜けて来ているように思いますけれど、1970年代から80年代初めにかけて経験した緩和と引き締めの『ストップ・アンド・ゴー』の失敗を繰り返さず着地させることができるかどうか、難しい分かれ道に差し掛かっているように感じないでもありません。2月のCPIとPCEはどんな形で出て来るか・・・ (・・;ウーン
小幅低下とはいえ依然として高水準ですね。
これでは、FFレートのターミナルレートが昨年12月時点のドットチャート中央値の5.25%ではすまなそうです。