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コメント
注目のコメント
はい、私も運に恵まれていると思う一人です。
しかし客観的にみて、特に富裕層出身ではなく、英才教育を受けたわけでもない、両親から社会的人脈や資産を継承したわけでもない。
あるのは心理的安全性のある家庭だったことと、親自体が母含め仕事に介護、子育て以外にも生活のウェイトが置かれていたことが大きい。
忙しい、だから、あれやれこれやれいわれない、自主性にまかせる。
失敗したとき、学校行きたくない時も支援的でいてくれる。
あれこれ詮索しない。
何があっても家に帰れば家族がいる、静かに見守ってくれる。
そう思えるサポーティブなスタンスでいてくれたからだと思う。
実際には公務員の報酬で兄妹二人を東京の私立大学、一人暮らしを経済的に支援するのは大変だったと思う。
そうした苦労を見せず、毎日しっかり仕事にいき、祖母や,兄弟の世話をする、そういう親だったから自主性と、人は人、私は私という、人生哲学が身についた気がしてならない。こういういい加減な調査はやってほしくないと事前にNPに伝えました。プロピッカーという当該年齢の平均的な集団に比してかなり恵まれているはずの集団を相手に調査をする場合、最低限そのサンプルが平均的な集団からどの程度乖離しているかについてのデータがないと解釈ができません。「129人の○%がどうこう」という結果は、その集団の属性がわからないときには無意味です。詳しくは第2話を見て再度お話ししますが、社会調査の最低限の基礎を踏まえて調査を行っていただきたいと思います。
冒頭の「親ガチャ」周りのデータ収集について私も多少アドバイスさせて貰いました。
Twitterにおける「親ガチャ」の初出は意外と古く、2014年11月にはこのような投稿が見られています。
https://twitter.com/search?q=%E8%A6%AA%E3%82%AC%E3%83%81%E3%83%A3%20since%3A2014-11-1%20until%3A2014-11-30&src=typed_query&f=live
このスラングがTwitter上で発生したのかは定かではなく、別の場所で小規模にある程度定着していたのでは、という感じも。
投稿者の方が最初、「親ガチャを引き直すか」と言いつつ、すぐに「何だかんだで親ガチャはいいものを引いたと思いますね」と投稿されていることに救いを感じます。
そして、親ガチャ的な議論自体はより以前から見られています。
試しに、Bingに
「生まれた環境で人生が決まることに言及している最も古典的な作品を教えてください。」
と質問したらこのように返ってきました。確かに、当時から「ああ無情」と嘆かれていた。
以下、Bing回答===
生まれた環境で人生が決まることに言及している最も古典的な作品というのは、やはりレ・ミゼラブルではないでしょうか。この作品は、フランスの作家ヴィクトル・ユーゴーが1862年に発表した長編小説で、フランス革命後の社会の不平等や貧困、悪徳、正義などを描いています。主人公ジャン・バルジャンは、パンを盗んだ罪で19年間も投獄された後に釈放されますが、社会から迫害されて逃亡しながらも善行を重ねていきます。(中略)この作品は、生まれた環境や社会的立場によって人生が大きく左右されることを示しており、多くの読者に感動と共感を与えています。
===
そして特集後半で語られているように、親ガチャ的な初期設定を過大視せず、どのように運を引き寄せるか、という研究が進んでいることにも救いを感じました。まさに今、必要とされている研究でしょう。
運を引き寄せるための恐らく最も重要な変数として、
「回復」(失敗から立ち直って次のチャレンジにつなげる)
があるようです。
ジャン・バルジャンの生き様と被っていて衝撃を受けつつ、
行動の試行回数を高めるためには結局ここなのだ、
と強く共感も覚えました。
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