明治「キシリッシュ」など 今月でガム事業から撤退へ
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ガムの販売額が減り続けている。日本チューインガム協会によると、2020年の小売金額は755億円。ピーク時の04年から6割も減少しているとのこと。
AmazonやYahooなどの「ガム 売上ランキング」を確認すると、専門性(初期むし歯対策ガムなど)のあるガムが人気の傾向にあるような気がする。
だとするとやはり厳しいのだろうか。
注目のコメント
そういえば、マスクするようになってからガム噛まなくなりました…。キシリッシュ、以前はカバンに常備していましたが、今はミンティア一択。
職場もフリーアドレスになってボトルガムも買わなくなりました。そういうことですね…。キシリッシュも販売終了してしまうんですね。これはびっくり。ガム好きとしては非常に残念です。決算説明資料を見ると、少し前まではチョコレート、グミ・ガムで1つのセグメントになっていましたが、2019年度決算(20年5月発表)でガムの減収と触れられたのを最後に以降はガムに触れられておらず、セグメントもチョコレート・グミになっていました...。
2023中期経営計画
https://www.meiji.com/investor/vision/mid-term-plan/
明治グループ2026ビジョン
https://www.meiji.com/investor/vision/management/
ちなみに明治HDが「チョコレート/グミ・ガム」セグメントで決算開示していた際はチョコレートは成長事業でグミ・ガムは縮小事業になっていました。それが22年3Q決算を見ると、グミがチョコと共にセグメントの売上成長を牽引すると記載されていて驚きました。
https://www.meiji.com/pdf/investor/presentation_2023_r03_hd.pdf
なぜ?と思ったので、調べると、
コロナ禍で家庭外での(お菓子の)飲食シーンが減少。そこで各メーカーはグミキャンディの販売に注力した結果、売り場での取り扱いが増加し、需要を獲得したそう。
富士経済の市場規模調査でも2022年のグミキャンディ市場は前年比14%増の562億円、23年も+4.4%の587億円に拡大すると算出されています。
『菓子市場/22年は1兆2086億円、グミキャンディが過去最高へ』
https://www.ryutsuu.biz/commodity/o101372.html
これは非常に面白いし、スーパーや、コンビニに行った時にもっと各商品の売り場面積などを意識しないといけないなと。すべての物事が効率化される中で、短時間の時間を使う選択肢として、ガムやタバコがあったものの、ミンティアに取られ、今はそれが携帯に取られてます。すべてのものやサービスが過処分所得や可処分時間の奪い合いであり、競合とする会社の意識は抜本的に変えていかねば今後の生き残りはありません。