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1995~2010年くらいに日本で最も勢力が伸長した宗教団体であり、しかも若い世代に浸透し、日本人の「宗教」とは何なのか考えるうえで、欠かせない人物ではあります。
 東京大学法学部卒で、宗教について自分なりの考察をして、現代日本社会でマーケティング的に最適な「宗教」を構成して、実際に大ヒットしました。
 自らをブッダでありアッラーであり救世主であると名乗る大川隆法氏は、だいたいの諸外国の人間から見ると支離滅裂ですが、しかし、日本ではこれが大ヒットしました。

「霊言」を中心に据えた手法は大本教などの系譜上に位置するともいえるでしょう。
 天理教とか大本教とか、霊媒師のような人物が伝えたメッセージが教義上重要な宗教は、日本の歴史ではかなりあります。
 大川氏の宗教マーケティングにおいて、この日本宗教史の系譜は、当然、参照されたでしょう。

自分たちの政党をつくり、選挙で大敗した、というところまではオウム真理教と似ていますが、もっと粘り強かったというか、俗っぽかったというか、政界ともそれなりの関係を築き、学校法人幸福の科学学園が文部科学省に認可されるなど、社会的な地歩を築いてきました。

宗教法人幸福の科学が所有する資産は、不動産だけでも相当なものですが(その一部は、明らかに霊感商法によるものです)、前妻との間に生まれた長男は幸福の科学批判をもっぱらとするYouTuberになりました。
 大川氏の後継となるはずだった長女(専務理事)は、大川氏の死去の直前、大川氏がその正体を「妖怪おたふく」であると宣言しており、失脚している可能性があります。
 そうなると、大川氏の後妻(総裁補佐、37歳)が、後継候補に躍り出る可能性もあります。

「総資産2000億円」を支える「幸福の科学」3本の収入源
https://smart-flash.jp/sociopolitics/17445
まさか、この若さで亡くなるとは。その評価は様々あるでしょうが、これだけ短期間にこれほど大きな規模に育て上げたことは驚きでした。私と同世代の人物がやり遂げたことに、同世代の人間としては素直にすごいと感嘆します。同僚の記者の中にも、信仰し、法人の職員になった人が複数います。人を引き込む力にはすごいものがありました。個人的な思い出としては、大川氏が瀬戸内寂聴さんの霊と対話したという広告が紙面に掲載されたことで、寂聴さんが大激怒、載せたあなたたちが悪いと激しく叱られたことがあります。広告分野の表現の自由をめぐって、いろいろなことを考えさせられました。
宗教を興した人に適当な行為かどうかわかりませんが、合掌します。
塩崎さんのコメント
『東京大学法学部卒で、宗教について自分なりの考察して、現代日本社会でマーケティング的に最適な「宗教」を構成して、実際に大ヒットしました』
が参考になりました。

イメージとしては割とインテリの人が信者になっている印象。
遅ればせながら、一度本を読んでみようと思いました。
【訃報】「大川総裁」というから大川興業の大川豊総裁が亡くなったのかと思った…。きっと別の人間を通して「霊言」が流布するだろうからそんなに大事にはならないでしょう。
大川氏を祀る宗教にチェンジするのかな。