【亀山×成田悠輔】メディアに出て、何を学んだか
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注目のコメント
自身をちょっと突き放して思考の実験台にしているような成田さんの「あり方」は、アーチストの姿勢ですね。例の炎上もなにか文脈が異なる別の次元で起きていた感じでした。
「明日メディア界とアカデミア界から追放されても、そのときは新しい人生を生きていけばいいか、という感じなんです。それくらいの諦めというか覚悟はいつもあるので、やりすぎという感じはないですね。単純に発見があったという感じ」
こんな感じは常に漂ってましたよね。この方がファッション誌「Highsnobiety」の表紙を飾った時、エッセイも寄稿しているんですけど、「シルバー資本主義」や、ヨーロッパの植民地的な日本の恥部の醜さをずばずば書いていて痛快でした。
「誰がために服はある。ハイファッションは幸福や平和に貢献しているのか? それとも不安とコンプを煽って財布を差し出させ、資産と権力に加担するシニアのためのレガシー産業なのか?」だなんて、心に思っていてもなかなか書けないことをずばり書いてくれていた(笑)。アートやファッション、カルチャーの評論でも本領を発揮するはず。期待しています。「「今どきの若者は」と「老害」は似たような言葉だと思うんだ。」なるほど。一方、「暑苦しいから嫌だ」という場合もあれば「暑苦しいけど好きだ」という場合もあるはずで、何が違うんだろうと考えてしまいます。
自分がそうだからというので推察すると、成田さんはあまり妥協しなくていいからアメリカの大学での研究者の道を選んだのではと思います。炎上されても「生き残っている」のは期待されている証拠なので、発信続けていっていただければと感じます。>この2年ほどはたまたま、メディアを通じて政治や政策に首を突っ込むキャラクターになりましたけど、もともとその領域にすごく興味があるわけでもないんです。
>もっと言えば、下手するとニュースさえ読まない人間ですから。どちらかというと興味があるのは、アートやヒューマニティーの領域です。ファッションや音楽、文学、批評や思想、そしてサイエンスやテクノロジーなど。
>ですから元から関心のあるそちらのほうに、活動の比重を少しずつ移していこうと思います。
今後の活動について亀山さんに問われたときの、成田さんの答えがこちら。アートや文学、テクノロジーを横断して生み出されるものが、非常に楽しみです。文字通り「見たことがないもの」が成田さんの頭の中から生まれる気がします。