【超マクロ解説】賃上げしないと、日本は若者を雇えない
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注目のコメント
僭越ながら補足させていただくと、単に「ニセコが安い」と言っている外国人は誰もいません。ホテルも食事も(特に日本人から見ると)バカ上がりしていますから、価格としては安くないが「そのクォリティー(雪質、温泉、食事のおいしさ等)から見ると安い」ということです。
超ミクロで言えば、「コスト」ではなく「価値」の方に目を向けて思い切った値付けができないと価格をあげることはできず、生産性の指標も上がりません。日本のランチはクォリティの割に安すぎます。ほんの20年前まではアメリカの方がほぼすべてが安かった時代があったはずで、ふと気づくとこうなったように、特効薬を求めず合わせ技でじわじわやるしかないのではと個人的に思います。ちょうど昨晩IRでシンガポールに来られていた日本の上場企業社長と会食をしていて同じような話題がのぼった。普通の国はインフレ&高金利が当たり前なので給料を上げないイコール実質的な賃下げすなわち退場宣告と受け止められ社員は辞める、ゆえに雇用側はそれ以上の利益率、成長率をたたき出さないと生き残れない、ゆえにその集合体である国のマクロ経済も成長する、という当たり前の事がなされている。本稿はそのような実態に即した議論でしょう。
ところで
>オーストラリアでスキーをするよりも、ニセコの方が安いというのが理由です。
私の周囲のニセコ大好きアジア人連中からこんな話は聞いたことはありません。日本ファンで、食べ物がおいしくて、雪質が良いからであって、仮に安いのが事実だとしても(最近はそんなことも無いと思うが)それは彼らにとって誤差であって純粋に皆好きで行ってます。
あと最後の挿絵、たしかにスタンフォードキャンパスには違いないのだが脈絡なく唐突に天下のジョンドーア御大を単なる素材写真として使っているのには吹いた、苦情が来る前に差し替えたほうが宜しいのでは。出生率の低さが、停滞する日本を象徴しています。日本は子育てしにくく、働きにくく、住みにくい国になっています。賃上げだけで解決できる問題ではありませんが、要因のひとつではあります。