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そごう・西武売却でセブンの株主が仮処分申請へ

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    専修大学 商学部教授

    セブン&アイ・ホールディングス(7&I)が保有する「そごう・西武」の株式売却を巡って、7&Iの株主の一部が7&Iの取締役に対して売却(資産処分)をやめることを求めて訴訟するという話のようです。記事を読む限りにおいては、有志が計画している仮処分申請が司法判断を経ることにより実現する可能性は低いと思います。

    この財務方針(株式売却)によって企業が損失を被ったことを7&Iの株主が立証しなければ勝訴できませんが、その前の段階の「損をする可能性が高度に想定されるのでやめさせるよう、仮の処分」を裁判所に求めるものです。

    株主と言えども「結果のはっきりしない事案に対して強い制限をつけさせるもの」ですから、高度に合理的な説明がないと、この訴えが裁判所に認められることはありません。また、仮に仮処分が認められて株式売却が仮に差し止められた場合、その後この仮処分申請の内容が誤りだった場合は、7&Iの経営陣から逆に訴えられるリスクを引き受けることになりますが、その場合の責任は、仮処分申請を出した株主ということになるため、仮にそうなれば株主側に大きな責任(補償の支払い)が発生するため、「そんなリスクを負うよりも株式を売却した方が良いのでは?」と個人的には思います。

    また今回の場合、仮処分申請のための準備金の意味合いとして、多額の供託金の準備を裁判所から求められることになると思われます。原告予定者がこれを本当に準備できるのかわかりません。

    何よりも、善管注意義務は、「不正を知りながら融資を進めた」「粉飾決算を歴代経営幹部の申し送り事項にして企業に損害を与えた」レベルで認められているもので、判断が分かれるようなケースにおいて「義務違反」にはなりえません。もしそれがまかり通るのであれば、業績が低下した企業の取締役はこの訴えにより個人賠償を負う可能性がありますが、現実にそのようなことはありません。

    仮に仮処分申請を試みたとしても、現実に気づき取り下げることもあり得ると思います。仮定の話が幾重にも含まれる記事内容ですから、記事の印象では判断しない方がよいと思います。


注目のコメント

  • メーカー Procurement & Planning

    申立者は元従業員の皆様だそうですが、愛社精神は素晴らしいのですが、従業員だった時代にそごうや西武を成長させるために何をされてきたのでしょうかね…
    あるいは西武そごうを2006年に2000億円で買収したことに関わっていた方々なのでしょうかね…

    【セブン&アイHD】なぜそごう・西武を再生できなかったのか?
    https://maonline.jp/articles/archives_7andi_20220203


  • 人材系 シニアマネージャー

    世の中には、変えて良いことと、変えてはいけないことがある。

    世界各国で百貨店ビジネスが成り立たなくなっている。

    そもそも百貨店ビジネスは不動産業そのものだというのに、なにを勘違いしたのか違う業種だと思っている方もいる。

    百貨店ビジネスは、間違いなく変わらなくてはいけない業界。

    OBとして、反対するのは自由だが、まさか自分達が現役の時のような輝きを取り戻せるとでも思っているのでしょか?

    そもそも、自分たちは百貨店でどれくらい買い物をしてますか?

    この部分が答えだと思いますよ。

    まさか、身につけている服はユニクロばかりじゃないですよね?w


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